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記事全文を読む→【大相撲】九月場所の出場が厳しい横綱・豊昇龍が「不名誉記録を更新」する「これでいいのか」情けない試練
大相撲九月場所(9月13日初日・両国国技館)の会場に、御免札が立った。御免札には本場所の日程が書かれ、相撲開催許可を得たことを伝える伝統的な行事だ。
力士たちは本場所に向けて、8月2日にスタートした地方巡業に参加し、稽古を積んでいるが、そこには横綱・豊昇龍(立浪)の姿はない。
豊昇龍は7月に行われた名古屋場所14日目の7月25日に「右太腿裏などの損傷で約6週間の療養が必要」との診断書を提出して休場した。横綱在位9場所にして早くも4場所目の休場だが、現状を考えれば九月場所の出場も難しいだろう。
ベテラン相撲ライターが言う。
「中途半端な状態で出て不甲斐ない成績で終わったり、途中で休むようなことになれば、さすがに横綱審議委員会が黙っていない。横綱になって一度も優勝していないし、進退問題にかかわってきます」
過去には第38代横綱・照國のように、昇進18場所目で初優勝した例があり、豊昇龍はまだそこまでではない。ただ、年6場所制になった昭和33年(1958年)以降に限れば、第45代横綱・若乃花が昇進9場所目にして賜杯を抱いたのが最長で、豊昇龍はすでにその不名誉記録に並んでいる。
このままでは横綱として優勝経験がないまま引退した力士の仲間入り
一度も幕内最高優勝をせずに横綱に昇進し、そのまま不祥事を起こして廃業した双羽黒のような力士のほか、横綱で優勝経験がないまま引退したのは第33代・武蔵山、第37代・安藝ノ海、第39代・前田山、第43代・吉葉山がいるが…。
このままの状態が続けば、豊昇龍もその仲間入りをしかねない。
確かに2場所連続優勝という昇進基準は満たしたが、直近3場所はわずか33勝。第68代・朝青龍と第69代・白鵬、第70代・日馬富士は38勝で、第71代・鶴竜は37勝、第72代・稀勢の里は36勝している。
「それに比べて豊昇龍が劣っているのは確かで、これが大甘昇進といわれるゆえん。日本相撲協会や横審にはすでに、批判の声が浴びせられているし、今後の昇進条件の見直し問題が出てくるだろう。大関・霧島や安青錦は割を食いかねない」(相撲協会関係者)
小兵力士や業師、番付下位の関取の活躍で場所は盛り上がるが、それも強い横綱、大関陣の相撲があってこそ。豊昇龍は試練を乗り越えられるのだろうか。
(阿部勝彦)
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