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記事全文を読む→【大相撲夏場所】横綱・豊昇龍が1日で消えた!「相撲協会が力士使い倒し」巡業大儲けで「疲弊しきった」ツケ
大相撲夏場所は5月10日の初日から大荒れだった。今場所も15日間は満員御礼。本場所のチケットは今や、スポーツ興行において日本一取りづらい「プラチナチケット」と化している。それでも土俵上を見ると、なかなか厳しい状況だ。
大の里の休場で1人横綱の場所になった豊昇龍は、小結・高安との一番で右太腿を負傷。2日目からの休場が決まった。霧島の大関復帰で2021年春場所以来となった「2横綱3大関」の上位陣はガタガタだ。
そんな土俵の状況とは裏腹に、日本相撲協会はウハウハ状態。今年3月に発表された決算は3年連続の増益で、
「両国国技館は協会の持ち物ですから、純資産は292億円に達しています」(古参の相撲担当記者)
なかなか本場所を見られない…ということで、季節ごとに全国を回る「巡業」には「ウチの街に来てほしい」と依頼が殺到。協会は今が稼ぎ時とばかりに、春巡業(3月29日から4月26日)では期間中の休養がわずかに2日。29日間で27興行をこなした。年間では巡業だけで数億円の利益を出している。
働き方改革的には完全に「アウト」
しかしプロのアスリート集団とはいえ、働き方改革でいけばアウトと言っていい。
「昨年より2日も増えています。二度ないといわれた若貴フィーバー以上の大盛況なのですが、力士たちは疲弊しきっていますね」(前出・相撲担当記者)
事実、春巡業では横綱・大の里、大関・安青錦ら人気力士が10人以上も「休場」した。巡業の興行権は相撲協会にあり、主催者側と1000万円前後の契約金となり、グッズ売り上げもある。黒字興行がほとんどだ。
巡業の1日は朝稽古から始まる。本来なら幕内の取り組みが行われるが、
「休場力士の続出で、幕内選抜トーナメントを実施していました」(相撲協会関係者)
苦肉の策だったわけだが、高田川巡業部長(元関脇・安芸乃島)は、
「どこに行ってもお客さんがいっぱい入ってくださって、すごくありがたい。トーメントをやると盛り上がってくれる」
そう言って春巡業の「成果」を強調していたのだが、力士の体に「異変」が起き始めていることを、どこまで認識しているのか…。
(小田龍司)
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