政治
Posted on 2026年10月06日 14:45

アキレた「裏金農水大臣」簗和生が国会本会議場で「添削」に精を出す「官僚作成の暴言釈明答弁案」筋書き変更

2026年10月06日 14:45

 自らのフザけた発言で行政への信頼を失墜させながら、こともあろうに国会の本会議場で官僚が用意した釈明用の答弁案の添削に精を出す。あきれてモノも言えないのが、簗和生農水相(裏金1746万円)である。

 衆院選で自身を応援しなかった自治体の道路予算を「大幅にカットした」と豪語し、世論の猛反発を浴びると、一転して謝罪と撤回に追い込まれた。
 10月5日の参院本会議場では「簗和生大臣発言案」と題された紙に必死に修正を加える姿を、産経新聞のカメラマンに望遠レンズで捉えられた。簗氏は撮影されていることに全く気が付かず、みみずがのたくったような字で紙に書き込んでいた。

 そもそも今回の件は、簗氏本人の不祥事にほかならない。私怨や選挙目当ての口利き疑惑であろうことか、官庁の官僚に答弁案を作成させ、しかも国論を交わす本会議の最中に内職同然で修正する時点で、すでに大臣失格である。

 官僚出身の国民民主党・玉木雄一郎代表がXで指摘した通り、役所が当初、用意した原案は「働きかけの有無」には触れず、「予算削減の事実はない」と言葉を濁す内容だった。
 官僚側は公文書や記録に虚偽を残せないため、予防線を張ったとみられるが、簗氏はその紙に手を入れた。
「働きかけそのものがなかったこととされ、昨日の釈明会見における実際の発言も、働きかけそのものを否定する形になった」(玉木氏)
 つまり、保身のために筋書きを都合よく書き換えたのだ。

地元の自治体から「なんとかしてほしい」と悲鳴が

 しかし国土交通省をはじめとする省庁には、政治家からの要望や接触記録が詳細に残されている。もし省庁への働きかけが存在していたとすれば、記者会見で「働きかけはいっさいない」「高揚感から誇張した」との強弁は、完全な虚偽となる。
 当初の会見で「一議員の活動」を盾に回答拒否を連発して逃げ回った揚げ句、追及を免れようとつじつま合わせの小細工を弄する姿は、閣僚としての資質を根底から欠いているものだ。

 地元の衆院栃木3区でも、簗氏への視線は極めて冷ややかである。2月の衆院選では多くの自民党候補が小選挙区で当選する中、簗氏は自民党籍を持つ保守系新人に小選挙区で敗れ、比例復活という無様な当選であった。地元の自治体関係者からは「簗氏をなんとかしてほしい」と悲鳴に似た不満が相次いでいる。

 この期に及んで保身のための隠蔽を図り、国政を停滞させることは到底、許されない。新たな疑惑が明るみに出て完全に追い詰められる前に、ここは自ら潔く身を引くべきである。

(岡田哲司/政治ジャーナリスト)

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