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記事全文を読む→全国で「カメムシ異常発生」注意報!洗っても強烈なニオイがとれない「アレルギー患者」の激痛と吐き気
もう、ほとほとうんざりである。ここ数日、我が家の網戸にカメムシがへばり付いている。しかも多い日には3、4匹。ティッシュでそっと包み、外へとポイッとするのだが、ティッシュを二重にしても、手についたカメムシのニオイは洗っても取れない。そんな日が何日も続いているのだ。
全国各地で今、この緑色や茶色の厄介者が空前の大増殖。静岡県では平年の約20倍もの捕獲数を記録して観測史上最多となり、県が「病害虫発生予察警報」を発令したほどだ。
驚くなかれ、31府県以上で注意報が相次ぎ、農作物への深刻な被害が報告されている。
専門家によれば、昨夏の猛暑により、餌となるヒノキの実が豊作だったことに加え、今秋の高温や暖冬の兆しが重なり、カメムシの活動期間は例年以上に長引く見通しだ。
実はこの虫が引き起こすのは、果物への被害や強烈な悪臭だけではない。人体に重大な健康リスクをもたらすのだから、困ったものである。
というのも、カメムシは「触らなければ大丈夫」と思ったら大間違いで、近年の医療現場では、カメムシによるアレルギー患者が増加傾向にある。医療ジャーナリストが解説する。
「カメムシが危険を感じた際に噴射する分泌液には、アルデヒド類という刺激性の高い化学物質が含まれているため、肌に直接触れるとかぶれや赤み、ひどい場合は水ぶくれを引き起こします。付着したのが少量ならさほど問題はありませんが、たまたま外干しした服の中にカメムシ入っていて、それを触ったり、素足でカメムシを踏んづけたりすると、驚いたカメムシが高濃度のアルデヒドを分泌。それが皮膚に付着し、目に入った場合は激痛とともに角膜を傷つけるおそれがあります」
白い衣服や暖まった洗濯物に引き寄せられる
とりわけ花粉症などアレルギー体質の人は、アルデヒド類の刺激で頭痛や吐き気、激しい咳などを引き起こす危険性が高いというからコワイ。
害虫駆除のプロによれば、対処法としては絶対に素手で触らず、また潰さずに紙パック式掃除機で吸うのも避け、ペットボトルで作った捕獲器で静かに捕まえる。あるいは粘着テープで優しく包んで処理すること。
カメムシは白い衣服や暖まった洗濯物に強く引き寄せられるため、大量発生している地域では、秋の間は洗濯物を外干しせず、部屋干しや乾燥機を活用するのが無難である。
なお、分泌液が皮膚についた場合、水洗いだけでは落ちにくい。ニオイ成分は油溶性のため、クレンジングオイルや石鹸を使って入念に洗い流すのがお勧めだ。
暖冬の影響で冬を越え、来春まで続く可能性があるというカメムシ襲来。当分の間、防犯ならぬ防虫意識が求められる。
(灯倫太郎)
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