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記事全文を読む→吉田正尚「カブスにトレード」成立で始まる鈴木誠也との「DHレギュラー争い」と侍ジャパンへの亀裂
レッドソックスの補強トレードが、侍ジャパンに亀裂を入れることになるかもしれない。好打の内野手アレックス・ブレグマンの残留交渉に失敗したレッドソックスが、内野手をターゲットとした交換トレードを持ちかけている。MLB公式サイトによれば、カブスのニコ・ホーナー、カージナルスのブレンダン・ドノハンに狙いを定めているという。
「ホーナー、ドノハンはともに、チームの主力選手です。レッドソックスもそれなりの大物選手を出す覚悟で交渉を続けているようです」(現地記者)
レッドソックスのトレードで、毎回のように名前が出てくるのが吉田正尚だ。吉田はケガなどもあり、大方の予想では「今季はベンチスタートが濃厚」とされる。レッドソックスは外野手層が厚い。大型内野手との交換トレードが成立すれば、その厚い外野手の中から放出要員が決まるはずだ。
「吉田は今季がメジャーリーグ4年目、契約ではあと2年総額3720万ドル(約58億8000万円)が残っていますが、レッドソックスとしては、守備難で出場機会が少なくなった高額年俸選手を放出してしまいたい、というのがホンネです」(前出・現地記者)
その交換トレード成立の可能性だが、強打堅守の外野手カイル・タッカーの残留交渉に失敗したカブスが応じる可能性が高そうだ。
「吉田は成績低迷など悪い話ばかりが報じられてきましたが、他球団の評価は決して悪くないんです。過去3年間の通算打率は2割8分2厘、出塁率3割3分7厘、長打率は4割2分5厘。これまでトレードが成立しなかったのは、高額年俸がネックになっていたからです」(MLBアナリスト)
昨年、カブスからタッカーに支払われた年俸は1650万ドル(約24億7500万円、レートは当時のもの)。今のところ、その「資金」が丸ごと浮いている。
しかし、カブスのDHには鈴木誠也がいる。鈴木の昨年の成績は打率2割4分6厘。32本塁打と103打点はメジャーリーグでのキャリアハイだが、打撃に専念するDHとしては、明らかに物足りない数値だ。
「カブスも吉田の通算成績を評価している球団のひとつです」(前出・現地記者)
両球団の交換トレードが成立した場合、鈴木と吉田がDHのレギュラーを争うことになるだろう。日本人同士がメジャーリーグの同じ球団で激突するとなれば、史上初。これもメジャーリーグ球団に日本人選手がいることの「珍しさ」がなくなった証と言えるが、2人とも侍ジャパンの選出候補に残っている。そのライバル心が対戦投手に向けられることを祈るばかりだ。
(飯山満/スポーツライター)
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