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記事全文を読む→DeNA・藤浪晋太郎「最悪のノーコン状態で阪神戦登板へ」ダメなら「最後通告」という重大分岐点
「ん?」と首をひねりたくなるような起用である。DeNA・藤浪晋太郎が7月22日の阪神戦での先発登板が有力になっているというのだ。
藤浪にとってDeNA移籍後、初の古巣との対峙であり、本人にとって思いれのある甲子園のマウンドに上がる。本来なら凱旋登板となるはずだが、今の藤浪の状態は最悪といっていい。
今季初登板の巨人戦(7月11日・横浜)で、3回被安打2に6四球2奪三振の2失点で降板。藤浪は「ふがいない投球で申し訳ない」と猛省したが、相川亮二監督は「ストライクを取ることに苦労しすぎ。投球の前の問題」と藤浪の制球難を酷評して、即2軍での調整を命じた。
その後、藤浪はファームの交流戦(対日本ハム・鎌ヶ谷)に3−8の6回、3番手で登板。一死後に、ともに150キロ台のストレートを2発、スタンドに運ばれた(ソロ、2ラン)。
この後も2安打1四球で一死満塁をしたところで降板したが、後続の投手が打たれたことで6失点という散々な結果だった。にもかかわらず、相川監督は「期待しかない」と阪神戦に先発させるというわけだ。
対する阪神は、死球禍でチームは緊張状態にある。ここまで42個の死球を受けており、12球団最多。3番・森下翔太はリーグ最多となる12死球を食らっている。森下はこれまで受けた死球に関し、
「全く問題ないです。避けられる球は避けたいですが、(相手投手からみれば)内角攻めは勝負なので仕方ない」
と紳士的なコメントをしている。
「チーム戦略部R&Dグループ」は本当に藤浪を再生できるのか
藤浪は150キロ台後半のストレートを投げており、死球を受ければ長期離脱という最悪のシナリオが成り立つ。そんな藤浪をなぜ甲子園で登板させるのか。DeNAが藤浪に最後通告する可能性が十分にあるからだ。
今季の藤浪の年俸は8000万円(推定)。
「3000万円の期待料を込めたアップ査定でした」(DeNA担当記者)
7月が初登板になった理由は故障ではなく、
「チームはあくまで、先発ローテーションの一角としての起用を考えていましたが、制球が落ち着くまで時間がかかりました。ただ、その成果が出ているとは言いがたい」(前出・DeNA担当記者)
藤浪はメジャーリーグでの成功が見込めない中、日本球界復帰を模索していたが、古巣の阪神を筆頭に、ほどんどの球団が獲得に「No」だった。それでも「チーム戦略部R&Dグループ」という部署を持つDeNAは、AI解析や戦略シフトの提案など現場スタッフと情報を共有させて、チーム向上を目的にしている。
この戦略グループが主導して「藤浪は再生できる」という判断のもと、昨年7月に3年ぶりとなる日本球界復帰を果たしている。32歳の藤浪にとって思い出の甲子園の登板が、現役生活の分岐点になることは間違いない。
(小田龍司)
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