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記事全文を読む→「オリックスの応援に苦言」を浴びせた日本ハム・新庄剛志監督に降りかかる「その前にやるべきことがある」12球団最悪の数字
初回からオリックスのチャンステーマ「BuffaYell」が、京セラドーム大阪に鳴り響いた。7月20日、スタンドから大声援とともに響くそのメロディーには、前日に日本ハム・新庄剛志監督が「選手に響かない」「言葉を変えてほしい」と他球団ファンの応援に注文をつけていた。
渡部遼人の遊ゴロをさばいた水野達稀が一塁へ悪送球。ランナーが出塁して西川龍馬の安打で一・三塁となった後、太田椋の打席で進藤勇也が捕逸して1点を先制された。さらに宗佑磨の中前適時打で2点目を失う。その大声援が新庄監督のイチャモンへの返答だったとまでは言わないが、先制劇までを含め、なんとも皮肉な幕開けだった。
前日19日、日本ハムはオリックスを5-1と下し、オリックス戦7連勝としていた。オリックスは5連敗となり、4月6日以来の借金生活に入った。試合後、新庄監督は相手ファンのコールについてこう語っている。
「オリックスファンの方は今、調子があんまりよくなくて『闘志を燃やせ誰々』『気合を入れろ誰々』。あれ、逆に気合入らないです、選手。あれは変えてもらいたい」
選手はすでに全力でプレーしているのだから、「気合を入れろ」という言葉は励みにならない…という意見である。2024年にも、日本ハムファンが陣取る左翼スタンドから飛んだ「気合を入れろ」などのコールに苦言を呈しており、応援の言葉に対する考えは一貫しているようだ。
だが5連敗中の相手に連勝した直後、相手ファンの応援方法まで変えるよう求めたことには、反発が相次いだ。「自軍の課題をまず見ろ」と。
翌20日の試合では、先発登板した有原航平が6回7安打3失点(自責点1)と粘った。打線は九里亜蓮の前に4安打無得点、今季7度目の零封負けを喫した。この試合での日本ハムの失策は、水野の悪送球ひとつのみ。それでも守備のミスが初回の先制2点につながり、その差を最後まで返せなかった。
7月20日終了時点で「60」に「その断トツはいらんね」
守備力の課題は、開幕から指摘されてきた。4月16日のロッテ戦では1試合5失策という7年ぶりの守乱により、3-5で逆転負け。その時点でチーム失策数は17となり、両リーグ最多だった。試合後、新庄監督は「今日もいっぱいしましたね、たくさんエラーを。もっと練習が必要ということ」と語った。
7月7日のロッテ戦でも3失策を記録して2-10と大敗し、失策数は53に膨らんでいた。そして7月20日終了時点で60。12球団最多である。
20日の試合後、新庄監督は言った。
「やっぱり守備が大事。有原君も久々に投げて、あのイージーミスはガクッとなるでしょう。去年も多かったし、12球団でいちばん多いでしょ。その断トツはいらんね」
他球団の応援に注文をつけた翌日、自軍の最大の弱点を改めて認めることになったのである。
変えるべきは相手の応援なのか。それとも、60失策を積み重ねてきた自軍の守備なのか。
(ケン高田)
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