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記事全文を読む→【親善試合ウルグアイ戦】第3次森保ジャパンにサッカー協会が安堵する「日本一アクセスの悪いスタジアム」で「収入5億円規模」
同点で迎えた後半アディショナルタイム。立て続けに2ゴールを決める展開に、第3次政権をスタートさせた森保一監督は、
「選手全員がギラギラしてやってくれた」
とニンマリだった。
二度のW杯優勝経験のある南米の古豪ウルグアイを迎えたサッカー日本代表は、日本でのこの国際親善試合(キリンチャレンジカップ2026)に3-1と勝利した。
ホッとしたのは日本サッカー協会(JFA)である。この試合での一番の懸念は「日本一アクセスの悪いスタジアム」といわれる「キューアンドエーススタジアムみやぎ」(宮城県利府町)での開催だったからだ。
最寄り駅(JR東北本線・利府駅)からスタジアムまでの定期路線バスは通常1時間1本の運行間隔で、最終が午後9時台。1時間以上かけて徒歩でやってくるファンの光景は、今も昔も変わらない。
「2002年サッカーW杯の開催地として最後の最後に立候補したため、アクセスの悪さは20年以上が経った当時と全く変わっていません」(サッカー担当記者)
ひょっとしたら「満員」にならないのでは……という危惧もあったが、結果的に4万4070人を動員する大盛況。前売りチケットは試合前日(9月23日)に「完売」となった。
JFAは国内代表戦のチケット販売に毎回、やきもきしている。2023年2月からは、A代表の前売りチケットにダイナミックプライシング(価格変動制)を導入。このウルグアイ戦でも、当初のチケット販売開始価格が1万6400円(カテゴリー1・指定席)だったが、追加販売時のスタート価格は同じ券種で2万4600円までに跳ね上がった。
この日の試合のチケット収入は、推定5億円規模になる。だがこの金額がそのままJFAの懐に入るわけではない。対戦国の招聘については、主催する協会が「ギャラ」を支払うのが通例となる。古豪とはいえ、W杯優勝経験のあるウルグアイを日本に呼ぶには「最低でも1億円」が相場だ。
試合後にはタクシー待ち500人の行列が0時過ぎまで
代表戦にダイナミックプライシングを導入したのは「物価高」が理由ではない。強豪国の日本招聘やチケットの高額転売防止、そしてJFAの収入の安定化を図ることなどが目的だ。毎試合、ダイナミックプライシング専門企業(ダイナミックプラス株式会社)の独自の算出方法によって、価格は決まる。
代表戦が満員にならなかった場合は強豪国など呼べないし、JFAの懐具合も怪しくなってくる。1人2万円以上のチケット代を払ってとんでもない試合を見せられたら、人気には翳りが出る。
試合後にはタクシーの客待ちに500人以上の長蛇の列ができ、日付が変わる0時過ぎまで混雑は続いたが、劇的勝利で全て水に流された格好になった。来年1月には幕が下ろされる森保ジャパンの国内試合は、残り3試合である。
(小田龍司)
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