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記事全文を読む→サッカー日本代表「森保一監督が半年限定の続投」に何の意味があるのか…大事な「国際Aマッチデー」を捨てる「とんだ茶番」
2026年サッカー北中米W杯で日本代表の指揮を執った森保一監督が、日本サッカー協会から半年間という短期での続投要請を受け、受諾したのではないかといわれている。これが本当なら、とんだ茶番としかいいようがない。
日本サッカー協会は、アジア杯サウジアラビア2027(1月7日~2月5日)までの指揮を森保監督に打診し、このオファーを受け入れる意思を固めたという。アジア杯で優勝すれば森保監督続投で次のW杯を目指す、という条件付きならわかる。ところがアジア杯で優勝しても、来年3月の国際Aマッチデーからは新監督が指揮を執るという。では森保監督の半年契約には、何の意味があるのか。
今年の秋から、国際Aマッチデーの仕組みが変わる。これまでは9月、10月、11月、3月、6月にそれぞれ2試合が組まれることが多かった。海外組が多い日本代表は、全員揃うのが1試合目の2日前というのがほとんどで、中3日で2試合目があり、集中した全体練習ができなかった。
ところがFIFAは選手の移動や疲労を考慮して9月、10月の国際Aマッチデーを統合。9月末から10月にかけて4試合できる日程に変更した。現に日本代表の日程では9月24日、28日、10月1日、5日と4試合を予定している。単純計算で、2週間は一緒にいられることになる。
スタートから半年は非常に重要な時期なのに…
つまり新監督を招聘できれば、この9月、10月の国際Aマッチデーでは自らの考えや戦術を浸透させる時間ができる。しかも4試合は親善試合であって公式戦ではないから、思い切った選手起用ができる。新監督にとっては、大事な国際Aマッチデーになるのだ。
さらに11月の2試合を挟んで、来年1月のアジア杯に挑戦。現在のアジアレベルを確認するだけでなく、ライバル国との対戦もある。目標は優勝しかない。そんなプレッシャーの中で、どうやって勝ち進むのか。新監督の手腕が問われる大会であり、スタートから半年は非常に重要な時期になる。
なのに森保監督を半年間だけ続投させるというのは、意味がわからない。まさか、過去に森保監督がアジア杯で準優勝(2019年)、ベスト8敗退(2023年)と優勝できなかったことから、もう一度チャンスを与え、有終の美を飾らせようとしているのであれば、アマチュア的な発想だ。
そもそもW杯では、決勝トーナメント1回戦のベスト32で敗退。前回大会のベスト16よりも後退した。百歩譲って前回と同じ決勝トーナメント1回戦敗退と考えても、進歩がなかったということになる。そうした結果を残した監督がわずか半年とはいえ、続投するのはいかがなものか。
4年後のW杯に向けて、日本代表の強化が半年遅れるということになると思うのだが…。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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