社会
Posted on 2026年03月08日 08:45

東京・湯島から大阪・ミナミへ移動…ベトナム系ナイトスポット「取り締まり強化」で築かれる「新たな拠点」

2026年03月08日 08:45

 コロナ禍明けを境に、ベトナムガールズバーやベトナム人クラブがじわりと増え始めたエリアは一時「夜の新天地」として、業界内で脚光を浴びた。東京・湯島だ。異国情緒と若い活気が交錯する独特の空気感で、次々と常連客を掴む店は少なくなかった。

 だがその風向きがここにきて、変わりつつある。店側の人員構成や接客形態をめぐり、風営法や入管法による取り締まりが強化。2025年には摘発事案が相次ぎ、業界内では「潮目が変わった」との声が漏れ始めている。
 関係者のひとりが内情を明かす。
「ここ1、2年で空気はガラッと変わりました。いわゆるベトナム系クラブの一部が、留学生の資格外活動や無許可営業の問題で、警察のチェックを受けるケースが出てきたからです。それ以降、どの店もかなり神経質になっていますね」

 警戒感が広がる中で囁かれているのが「大阪シフト」だ。受け皿として名前が挙がるのは、大阪・ミナミ。以前から外国人観光客と在日コミュニティーが交錯する歓楽街として知られ、関西圏、とりわけ大阪府内には一定規模のベトナム人コミュニティーが根付いている。
 地元飲食店関係者が語る。
「ミナミにはもともとベトナム料理店や雑貨店が多いし、ここ数年でベトナム語が飛び交う店は確実に増えました。それはクラブに限らず、レストランもバーも含めて、コミュニティー全体が広がっている印象です。堅実に営業している店は多いですよ」

 東京で取り締まりが強まれば、環境がより穏やかな地域へと、人や資金が流れる。夜の街では珍しくない現象だ。
 ミナミのネオンの下に根付く「新たな拠点化」。拡大するベトナムコミュニ
ティーの存在感とともに、その動向は今後も静かに見守られることだろう。

(カワノアユミ)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月01日 08:30

    3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月05日 15:30

    ロケット打ち上げが、また失敗した。宇宙事業会社スペースワン(東京都港区)が3月5日午前に、和歌山県串本町のロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられた小型ロケット「カイロス」3号機は上空で飛行中断。打ち上げから4分後の措置だった。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク