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記事全文を読む→【補強の論点】中日戦力外の「25歳・内外野手」が行くべきは「激動の広島カープ」
元中日ヘッドコーチで野球解説者の片岡篤史氏は、右打ちで二遊間を守れる選手は貴重だと指摘した上で、今季の2軍成績を踏まえて「ちょっと早いなと思う」と語った。中日から戦力外通告を受けた辻本倫太郎のことである。
北海高校、仙台大学を経て2023年ドラフト3位で入団した、右打ちの内野手。今季2軍では65試合で打率2割9分、出塁率3割6分6厘を記録した。二塁手として42試合を無失策でこなし、遊撃や外野でも起用されている。
片岡氏の言うように、見切りが早すぎたのか、あるいはトレードや現役ドラフトで移籍の道を作ることはできなかったのか。
野球評論家の高木豊氏は自身のYouTube動画で、移籍先を「広島だよね」と挙げている。菊池涼介をフル出場させる難しさに触れ、勝田成が遊撃を守る場合も、辻本のように二遊間を守れる選手が控えれば「安心感はあるだろうな」と、補強の利点を語っているのだ。
確かに来季の広島は、内野の主力だった小園海斗と矢野雅哉が薬物スキャンダルの影響で抜け、二遊間の選手層が薄くなる。
他球団での再出発に期待が寄せられる辻本だが、今春は中日で1軍定着への足掛かりをつかんだように見えた。3月22日のロッテとのオープン戦で急きょ先発し、2ランを放った。当時の井上一樹監督からオープン戦のMVPに挙げられ、開幕1軍入りを果たしている。しかし春のアピールが、その後の出番には結び付かなかった。
「圧倒的な数字を求めていきたい」
1軍では15試合、18打席で17打数3安打、打率1割7分6厘。3年間の通算でも57試合、94打席で打率1割4分8厘にとどまる。もっと試してほしかったという声がある一方、1軍での打撃や守備を厳しく評価し、内野手同士の競争を考えれば放出もやむをえない、との意見もある。
辻本自身、出場機会を増やそうと試行錯誤していた。1軍在籍中から外野ノックを受け、4月には2軍で左翼や中堅にも挑戦し、今季は外野で26試合に出場した。打撃では「圧倒的な数字を求めていきたい」と語る一方、安打だけでなく、進塁打や相手投手に球数を投げさせることも意識していた。
複数の守備位置を経験してきた辻本だが、今季2軍での遊撃出場は5試合にとどまる。広島には内外野を守る二俣翔一がおり、遊撃をどこまで任せられるかは見極めが必要だ。それでも、まだ25歳。中日で定着できなかった右打者は、広島なら出番があるのか。獲得を検討する余地はありそうだ。
(ケン高田)
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