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記事全文を読む→10.22ドラフト会議で「問題行動の大砲候補」を指名する球団は…落合中日が指名を見送った「中田翔」のケース
センバツ甲子園の切符を摑みながら、自らの問題行動で出場を逃した18歳がいる。九州国際大付の牟禮翔(むれ・しょう)だ。10月22日のドラフト会議を見据え、8球団が面談を希望した右の大砲候補だが、出場停止処分の過去がある。面談には大物OBを含む複数人体制で訪れた球団もあったという。打力への期待と素行への不安を、各球団はどう判断するのか。
2025年秋の明治神宮大会ではバックスクリーンへ本塁打を放ち、優勝に貢献した。俊足と強肩を備える本人が憧れるのは、カブスの鈴木誠也。将来のメジャー挑戦を目標にしている。
大会後に同校を訪れたイチローは、規格外の打撃に目を留めた。竹バットで打つ姿を見て「いやー凄い打球、打つね」と感心。自身のアッシュ製バットを貸し、打たせる場面もあった。
その期待に影を落としたのが、センバツに出られなくなった問題行動だ。本人の説明によると、寮生には禁じられているスマホを学校に持ち込み、体育の授業の休憩中に時刻を確認して教員に没収された。言い分を聞いてもらえないことに腹を立て、近くの机を蹴ったという。
日本高野連から厳重注意と1カ月の出場資格停止処分を受け、「先生には心から謝罪したいですし、反省しています」と語っている。
同校野球部では、元部員が今年2月に別の部員からスパイクで顔を蹴られたと訴える問題も起きている。学校側は7月、警察から事実認定できないため送致しないとの連絡を受けたと公表した。相手の部員の氏名は明かされていない。
スカウト陣は素行面も調査して判断
能力と素行の評価が分かれた大砲候補といえば、2007年の中田翔がいる。当時の中日スカウト部長・中田宗男氏によると、スカウト陣は素行面も調査し、指名を見送るほどではないと判断したが、当時の落合博満監督が獲得を望まなかったという。日本ハムに入った中田は主砲に育ち、打点王を3度、獲得した。見送った選手が、他球団の主力になることもあるのだ。
牟禮が認めた問題行動を、各球団はどこまで重く見るか。謝罪や反省を、今後の行動につなげられるかどうかは判断材料になろう。指名するなら打撃技術とともに、周囲との接し方を教えていく責任も引き受けることになる。
右の大砲候補だけに、長打力を補いたい広島やヤクルトなどには魅力のある選手だ。そういえば広島もかつて、投手の補強を優先して、地元出身の中田を指名しなかった。
広島は「選手との信頼関係がない」ことを理由に、薬物スキャンダルの当事者となった小園海斗や矢野雅哉ら主力との契約を見送った直後だけに、打力への期待だけで判断するのは難しいが……。
運命のドラフト会議で、その才能に手を挙げるのはどの球団か。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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