社会

サッカーW杯開催国・カタールの気になる「ナイトライフ」

 サッカーワールドカップの開催地となっているカタール。中東屈指の新興国として注目される中、気になるのが「ナイトスポット」事情だろう。

 現地で取材にあたっているジャーナリストが明かす。

「現地に到着した特派記者が一様に気にしていたのが、アルコールの確保です(笑)。何しろ、現地への持ち込みはNG。ホテルの部屋には冷蔵庫すらなかった。今回のワールドカップでは外国からの観光客向けに、アルコールの規制を緩和したものの飲めるのは一部の高級ホテルとレストランのバーやラウンジぐらいなもの。ドーハの中心でのパブリックビューイングでは、缶ビール1本が1900円。高額すぎて話題になったほど。実際、スタジアム周辺で売られていたノンアルコールビールでも日本円で1200円はするし、ホテル内で飲んだビールに至っては1杯2500円とまさに嗜好品でした」

 一方、アルコール以上に厳しいのが、風俗産業だ。現地に滞在している特派員によれば、

「基本的にイスラム圏内では売買春は厳罰に処せられることから、表立った風俗産業はありません。ただ、富裕層の観光客向けには、エスコートと呼ばれる高級娼婦の女性を現地に呼ぶことはできます。しかし料金は1日拘束で10万円近くもの高額で、庶民の手が出る価格ではない。ましてや、当局にバレればトラブルになりかねないので、わざわざ現地でオンナ遊びをするケースは少ないですね」

 また中東諸国のイスラム圏ではネットポルノについても厳しい検閲が日常的に行われており、若者の多くは、第三国のサーバー経由でポルノサイトにアクセスし、アダルト動画などを視聴しているという。

「また人口の90%を占めている外国人労働者の中には、風俗遊びのためにわざわざUAE(アラブ首長国連邦)のドバイにまで出かけるツワモノも少なくないとか。UAEはイスラム圏でも比較的、性風俗に寛容なお国柄で、外国人向けの置屋があります。価格は日本円で2500円から3000円でコトに及べるとあって人気のようですね」(前出・現地特派員)

 実は、カタールに派遣されるエスコート嬢もUAEから派遣されるケースがほとんどだ。

「ドバイのホテルのディスコには、ロシア系の白人女性が金持ちの客を狙って出没しています。ここで『お持ち帰り』をすればショート200ドル(2万8000円)から300ドル(4万2000円)が相場です」(前出・現地特派員)

 いずれにせよ中東での火遊びリスクは大きいだけに、穏便に済ませるのが賢明のようだ。

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