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Posted on 2026年04月17日 13:30

巨人・田中将大が日米通算202勝目「阪神・佐藤輝明に被弾」で判明した「直球の威力」と「力感なしでパワー全開」

2026年04月17日 13:30

 4月17日に行われた「伝統の一戦」は巨人が4-3で勝利し、阪神は6節目にして今季初のカード負け越しとなった。主役は田中将大だろう。7安打(本塁打1)を許しながらも6回3失点に抑える粘投で、日米通算では歴代単独3位となる202勝目を挙げた。
「試合前、他の巨人投手たちが『甲子園の申し子』『再試合はご勘弁』などと、田中にツッコミを入れていました」(スポーツ紙記者)

 2006年、夏の甲子園大会決勝戦での引き分け再試合は、野球史に残る名勝負だった。「田中には甲子園が似合う」の言葉は、誰も否定できないだろう。しかしこの日の一戦で、バレてしまったことがある。
「初回、阪神・佐藤輝明が2ランを放ちました。あれが…」(阪神球団関係者)
 佐藤はセンターバックスクリーンの右、球場のいちばん深いところに第4号を放り込んだ。この一発で判明したのは「佐藤のパワー」と「田中の直球の威力」だった。

 佐藤が仕留めたのは、外角高めの直球。失投ではない。前回登板、4月8日の広島戦を視察したライバル球団のスコアラーは、
「球速はちょっと伸びただけだが、ボールのキレ、ホームベース付近での伸びがよくなった」
 と分析していた。
 田中は低めの変化球とカーブを織り交ぜた、緩急で打ち取る技巧派投手にモデルチェンジした。これが成功した理由は「直球のキレ」にあるのであり、それで変化球が効果的になったというわけだ。

一見しただけでは分かりにくい「プロの技と技の激突」

 その「キレ」が戻った直球を仕留めた佐藤は今季、力感のないスイングで打率、打点がリーグトップという進化を見せている。
「体のすぐ近くでスイングしていました。他のバッターなら振り遅れの凡打になっている。佐藤も振り遅れた感じでしたが、スタンドまで運びました。明らかにパワーアップしています」(他球団スタッフ)

 力感がないように見えるだけで、本当はパワー全開のスイングがなされていた。もっと言えば、直球に威力がなければスタンドまでは届かなかったのだ。技巧派投球を支える直球のキレ、本当はパワースイング。一見しただけでは分かりにくい、プロの技と技の激突である。

 蛇足になるが、甲子園での阪神×巨人戦を調べてみたら、昨年5月21日からこの日まで、全て1点差ゲームだった。10戦連続での1点差、巨人投手陣が「再試合は勘弁してくれ」と言って田中を送り出したが、伝統の一戦で消耗される熱量は相当なものなのだろう。

(飯山満/スポーツライター)

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