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記事全文を読む→ロシア国民が公然とプーチン批判「ガソリンが足りない!高すぎる!」産油国なのに輸入…それでも焼け石に水の大ピンチ
世界屈指の産油国ロシアが今、首都モスクワを中心にガソリンなど燃料不足が本格化し、国民生活は深刻度を増している。国際政治アナリストが言う。
「ガソリンを購入できる量が制限されています。また、そのガソリンを入れるために、何時間も待たされる。価格は日本円換算でリッター360円から400円という超高値。産油国でこの値段です。ロシア国民の間では、イラ立ちと悲鳴が混ざり合っています。その不満はプーチン大統領に向けられ、中には公然とプーチン批判を展開する者もいます」
このガソリン不足、ロシア政府としては対外的には隠蔽しておきたいところだが、全土に急ピッチで情報が拡大。プーチン大統領はもはや隠蔽は不可能と考えたのか、先日の閣僚会合で燃料不足が起きていることを認めている。
ガソリン不足はなぜ深刻化したのか。
「ウクライナのドローン攻撃により、ロシア国内の精油所施設や配送ルートの道路、橋、パイプラインなどが徹底した攻撃で破壊されているからです。ところがプーチン大統領は燃料不足を認めながら、一時的なものだと強気の姿勢を崩していません」(前出・国際政治アナリスト)
爆撃を受けた製油所や道路の補修には、少なくとも半年はかかるとされる。その間のエネルギー不足に対処するため、友好国のインドやベラルーシから輸入し、当面をしのぐつもりのようである。
ロシアではガソリンを軍事用、車両用、農業用を含めて、1日に11万トンから15万トンが必要だという。ところが緊急輸入量はその量には到底及ばず、焼け石に水の状態だ。
これにより、ロシア経済の屋台骨であるエネルギー販売はままならず、そこに欧米による経済制裁がボディーブローのように効いてくる。プーチン大統領は崖っぷちに追い込まれつつあるのだ。
「それでもプーチン大統領はウクライナ戦争からの撤退、和平交渉には頑として応じようとしません。メンツが許さないのか、ウクライナに核使用を考えているか、このどちらかでしょう」(欧米メディア関係者)
プーチン後継者だったイワノフ元国防相の死亡を突然発表
その一方で日々、戦況が悪くなることに怯えている事実がある。ロシアメディア「バージニエ・イストーリー」が欧州の諜報報告書を入手し、記事化したところによれば、プーチン大統領は3月頃からクーデターや暗殺を強く警戒するようになっているという。ウクライナによる攻撃もさることながら、ロシア内部の政権エリートによる、ドローンを使った暗殺を恐れているというのだ。
「プーチン大統領周辺は、暗殺やクーデターの圧力が格段に上がったとみて周辺警備、情報収集にいっそう力を入れています」(前出・国際政治アナリスト)
ウクライナ侵攻で大きな役割を果たし、かつプーチン大統領の後継者と目されたセルゲイ・イワノフ元国防相の死亡が突然、公表された。死因は明らかにされていない。
ロシアとウクライナ情勢は、いよいよ最終章を迎えようとしているのか。
(田村建光)
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