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記事全文を読む→サッカーW杯「出場64カ国化」の仕掛け人は「南米連盟」だった!欧州各国が猛反対する「場外乱闘」の決着
アルゼンチン×スペインの決勝戦と、イングランドとフランスによる3位決定戦を残すのみとなった、サッカー北中米W杯。今大会は出場国を従来の32から48に拡大した初めてのW杯であり、試合数は64から104へと激増。にもかかわらず、FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は、さらなる拡大に意欲を見せている。
スイスメディアのインタビューに応じた会長は、大会終了後に関係委員会で2030年大会の「64カ国化」を協議すると表明。今回の48カ国制を「成功」と評価し、小国にもW杯出場の機会を与える必要性を訴えた。
もっとも、64カ国案を最初に持ち込んだのはインファンティノ会長ではない。2025年3月、ウルグアイ協会のイグナシオ・アロンソ会長がFIFA理事会で提案し、翌4月には南米サッカー連盟のアレハンドロ・ドミンゲス会長が正式に支持を表明。100周年となる2030年大会限定で、3大陸を舞台に64カ国、128試合を行う構想を打ち出したのだった。
なぜ南米連盟はここまで大会拡大に前のめりなのか。スポーツジャーナリストが語る。
「南米連盟の加盟国はわずか10カ国。今大会では6カ国が出場し、7位には大陸間プレーオフの権利が与えられました。すでに大半が本大会に進めるため、かつて『世界で最も過酷』と呼ばれた南米予選の注目度が薄れているんです。予選の興行価値が下がっている中、本大会の拡大によって、出場賞金とスポンサー収入を大きく増やしたいという意向が反映されています」
最高級コンテンツと国内リーグの商業価値破壊は断固阻止!
ただし、これは欧州各国にとって、極めて不都合な話だという。スポーツジャーナリストが続けて明かす。
「試合数が大幅に増えることで、ヨーロッパのメガクラブに所属するスター選手たちの過密日程は、完全に限界を迎えます。実際に欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は64カ国案を『悪いアイデア』と一蹴している。UEFAが恐れているのは、W杯にスケジュールを占拠され、自分たちの最高級コンテンツである『チャンピオンズリーグ』や国内リーグの商業価値が破壊されること」
つまりはW杯で懐を潤したい南米と、巨額ビジネスを守りたい欧州が真正面から激突する事態となっているのだ。この場外乱闘、どちらにレッドカードが出されるのか。
(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。
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