社会
Posted on 2026年10月16日 07:15

「Amazonなりすまし詐欺」の最凶トラップ出現!識別不可能「キリル文字の偽装」を暴く「メモ帳」の裏ワザ

2026年10月16日 07:15

 Amazonのアドレスにしか見えないのに、実は別の文字が混ざっている――。
 目視では判別できない詐欺メールが、10月13日頃から世界各国で問題になっている。
「これはAmazonになりすましてカード情報などを盗み取る、フィッシング詐欺のメールです。アドレスやリンクのURLで使われているのは、ロシア語などの表記に用いられるキリル文字。パソコンやスマホの内部では別の文字として扱われるのですが、英字の『amazon』や『apple』などはキリル文字で完璧に偽造できてしまうのです」(ITジャーナリスト)

 では、この「ソックリ文字」をどう見破るのか。ITジャーナリストが続けて解説する。
「メールソフトに目を凝らしても、常人には識別不可能。誰にでもできて最も簡単な判別方法が、パソコンに最初から入っている『メモ帳』を使った見分け方です。まずは差出人のメールアドレスをコピーする。URLはリンクを開かず、右クリックして『リンクのアドレスをコピー』を選びます。画面に記されているリンクと実際の行き先が違うこともあるので、ここはしっかり、本当のリンク先を選択することが大切ですね。この際、コピーしたアドレスとリンクの文字列は、それぞれメモ帳に貼り付けてください」

トラップを突破してもまだ油断はできない

 これだけで、キリル文字への偽装を見抜くことが可能になるという。
「キリル文字だとメモ帳では文字化けするので、偽メールだと判断できます。しかしパソコンの設定によってはこれでも英字とソックリに表示されることがあるので、念のため検索機能を開き、半角英字で『amazon』と手入力して検索してください。ここでまったく反応しなければ、届いたメールはAmazonによるものではないとの確証を得られます」(前出・ITジャーナリスト)

 しかし「キリル文字トラップ」を突破しても、まだ油断はできない。無関係なURLに正しい英字の「amazon」の文字を入れて偽装するのも、詐欺業者の常套手段だからだ。注文や支払いを確認する際は、公式サイトやアプリを自分で開いて、届いている通知をチェックする必要がある。
 自分の目すらも欺かれるのだった。

(川瀬大輔)
1977年生まれ。国内外のビジネス、スポーツ、政治、社会問題を取材するフリー記者。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    政治
    2026年10月05日 11:30

    アメリカ・トランプ大統領との首脳会談の場を利用し、高市早苗首相への的外れな口撃に終始したのは、中国の習近平国家主席だ。日本のメディアは米中双方が「同盟」という言葉をどう使ったかなどと、表層の言葉尻を捉えて大騒ぎしているが、完全に本質を見誤っ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年10月06日 18:00

    昨年、アサヒグループホールディングスに不正アクセスを仕掛けた海外ハッカー集団の中枢メンバーが、なんと大阪で捕まっていた。10月6日の各国における報道によれば、日本の捜査当局が拘束したのは「Qilin(キリン)」の中心人物とされる28歳で、ロ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年10月12日 15:00

    9月の金融政策決定会合で利上げに反対した佐藤綾野審議委員がなんと、利上げ継続の立場を示す日銀の方針に同調発言し、大きな波紋が広がっている。投資ストラテジストが明かす。「7月に審議委員に就任した佐藤氏と、4月に就任の中央大学・浅田統一郎名誉教...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/13発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク