事件
Posted on 2026年06月11日 20:00

え、インフルエンサー売却!?「偽アカ」じゃないのに2300人が騙された「いつの間にかSNS詐欺」ウマくて信じやすい手口

2026年06月11日 20:00

 これは一風変わった「ダマしの手口」といえるのかもしれない。
 大阪府警が6月9日に詐欺容疑で一斉逮捕したのは、大阪市に本社を置く「株式会社Unity」の会社役員ら41人。

 捜査関係者によれば、詐欺グループはフォロワーを多数抱えるインフルエンサーのSNSアカウントを買い取り、元の運営者本人が発信しているように装って、情報商材や副業スクールを販売していた疑いが持たれている。いつの間にか本人になり代わり、全国のおよそ2300人から総額6億5000万円もの被害を生み出していたという。

 多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーのSNSアカウントが、時に売却されるという事実にまず驚くが、そうなれば被害者が見ていたのは、長年フォローしていた「本物のアカウント」ということになる。だからこそ警戒心が薄れ、「あの人が勧めるなら間違いない」と信じてしまったのだろう。

 知らぬ間にあなたがフォローしているアカウントも、詐欺アカウントと化している可能性がある――。そういわれても、どうすれば騙されずにすむのか。
 では、注意すべきいくつかのポイントを挙げていこう。

個別メッセージでカード決済を促されたら…

①投稿の雰囲気の変化に敏感になる
 文体や口調、写真のテイストが急に変わった場合は要注意だ。アカウントが別人の手に渡れば、どうしてもキャラクターにブレが生じる。

②急に金の話が増えた
 これを感じたら疑うべきだろう。それまで趣味や日常を発信していたアカウントが突然「簡単に稼げる」「人生が変わった」「月収100万円達成」
などの成功体験やスクール勧誘ばかりになった場合、運営者が変わっている可能性がある。

③「DM誘導+クレジットカード決済」の組み合わせ
 公開のコメント欄ではなく個別メッセージへと誘導し、そのままカード払いを求めるのは典型的な手口だ。
 今回の事件では「アフィリエイト収入で高額な利益を生み出している」「スクール受講のおかけでフォロワー数と収入が増えた」と投稿し、メッセージ機能で個別に連絡したフォロワーに、クレジットカード決済で支払わせていたとされる。魅力的な話に見えても、その場では決済しないことが鉄則である。

 いかがだろうか。そもそもSNSアカウントの売買や乗っ取りが珍しくない時代になっている。フォロワー数や知名度ではなく、情報の中身や運営実態を冷静に確認すること。それが自分の財布を守る最大の防御策となるのだ。

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