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記事全文を読む→栃木・強盗殺人「車のナンバープレート付け替え」どころではない「貼るだけ偽装ナンバー」海外通販の野放し実態
栃木県上三川町で起きた強盗殺人事件が、世間を震撼させている。実行役が高校生4人だったことに衝撃を受ける中、少年グループが使用した車のナンバープレートが「付け替えられていた」ことが報じられた。
近年の「闇バイト強盗」では、監視カメラ対策として盗難車や偽造ナンバーが使われるケースが相次いでいる。そして今、海外のネット通販では、さらに手軽な「偽装アイテム」が流通していた。
例えば、車のナンバープレートの数字や文字の一部に貼り付けて別の番号に見せかける、シール状の商品だ。「8」を「3」に、「1」を「7」に変えるなど、遠目や防犯カメラ映像では判別しづらくする仕組みで、価格は数百円程度。誰でも簡単に入手できる。
従来の偽造ナンバーはプレートそのものを作り直す必要があり、それなりの手間やリスクを伴った。しかしシール式であれば、短時間で貼り替えが可能。犯行直前だけ番号を変え、終了後に剥がしてしまえば痕跡が残りにくい。
近年の防犯カメラやオービスは高画質化が進んだとはいえ、「万能ではない」と、犯罪事情に詳しい関係者は指摘するのだ。
「カメラは真正面から鮮明に撮れるとは限りません。夜間や雨天では光が反射しますし、走行中にはブレが生じる。数字の一部にシールを貼るだけでも、読み取り精度が落ちることは十分にあります。事実、捜査現場では1と7、3と8などの誤認は珍しくありません」
販売名目は「ドレスアップ用品」「撮影用アクセサリー」
さらに厄介なのは、こうした商品が「ドレスアップ用品」「撮影用アクセサリー」などの名目で販売されている点だ。犯罪事情に詳しい関係者が続ける。
「販売側も最初から『偽装用』とは謳いません。装飾用やイベント用として出品し、削除されても別アカウントで再出品する。いわば、モグラ叩き状態です。海外通販の場合、日本の感覚では明らかに危険な商品でも普通に流通しているケースがあります」
日本では近年、「トクリュウ」と呼ばれる匿名・流動型犯罪グループによる広域強盗が社会問題化している。実行役は10代後半から20代前半が多く、SNS経由で集められるケースは少なくない。そこに「偽装グッズ」まで簡単に入手できる現状は、新たな治安リスクが増えたと言えるだろう。
「数字を少し変えるだけ」のつもりでも、日本では道路運送車両法違反や有印公文書偽造など、重大犯罪に発展する可能性がある。にもかかわらず、海外通販では事実上、野放し状態の商品が存在する。闇バイトの低年齢化が進む今、犯罪を補助する道具の流通を、このまま放置していいのか。販売規制や監視強化を含め、早急な対策が求められよう。
(カワノアユミ)
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