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記事全文を読む→「2人合わせて17億5000万円」の補強はいったい何だったのか…巨人「甲斐拓也と松本剛」FA移籍組が揃ってダメダメな現実
オープン戦の全日程を終え、開幕を目前に控えた巨人に、妙なざわつきが漂っている。その震源にいるのは背番号10、甲斐拓也である。
3月23日までに2軍降格が決まった甲斐。野球解説者の高木豊氏はYouTubeで「甲斐という名前は先行してるんだけど、内容が伴ってこない」と率直に語った。
オープン戦打率は1割7分6厘。高木氏はさらに「体力的な低下も含めて見劣りがする」「何が今売りなんだって言ったら、ないでしょ」とバッサリだ。
2軍降格初戦の3月24日、西武戦では茶野篤政に二盗と三盗を連続で決められ、齋藤大翔にも走られて、1試合3盗塁を献上した。2024年の盗塁阻止率2割8分4厘はレギュラー定着後ワーストだったが、その下降線は伸びる一方だ。
5年15億円、阿部慎之助監督が現役時代の「10」を託した獲得劇だったが、昨年は5月以降に急失速。8月に右手中指を骨折し、打率2割6分、68試合で終了した。高木氏は「本来はファイティングポーズ取れる選手。2軍で調整とか、そういう選手でもないよ」「FAだからって置いとくわけにいかない」と言い切った。
次の火種は松本剛だ。日本ハムからFA移籍し、清水隆行や亀井善行ら強打者が受け継いできた背番号9を託された。2022年のパ・リーグ首位打者という看板を買われての2年総額2億5000万円。
だがオープン戦8試合で、打率はわずか1割7分4厘にとどまった。昨年の日本ハムでの成績は66試合で打率1割8分8厘、本塁打ゼロ。復活を期しての移籍だったはずが、数字だけを見れば不振の延長線上にいる。
背番号9の重圧が、この男をさらに追い込んでいるようにも見える。巨人OBの宮本和知氏はCS番組「超ジャイアンツ」で開幕スタメン予想を発表したが、そこに松本の名前はなく、センターには佐々木俊輔を据えた。球団社長付アドバイザーという要職にある宮本氏が「迷いました」と言いつつも、松本を外した事実は軽くない。
甲斐5年15億円、松本2年2億5000万円で合計17億5000万円。だが問題の本質は、金額だけではない。2人とも阿部監督の肝煎りで獲得した選手だ。とりわけ甲斐には自ら背番号を譲り、福岡まで出向いて口説いた。にもかかわらず、わずか1年で岸田行倫に正捕手を明け渡し、オープン戦で2軍へ落とす。熱烈に口説いておいて、ダメならあっさり降格。結局は見る目がなかったのか、補強の青写真が甘すぎたのか…。
と同時に、それを見抜けなかった編成担当の目は、どこを向いていたのか。皮肉なことに、巨人はオープン戦を日本ハムと同率首位で終えた。チームは甲斐と松本抜きでも回っている。だとすれば、17億5000万円の補強とはいったい何だったのか。その答えは、いずれ明らかになるだろう。
(ケン高田)
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