事件
Posted on 2011年12月17日 11:56

迷走巨人 清武クーデターの波紋(5)「掟破りの禁じ手」への報復

2011年12月17日 11:56

 こうした不穏な動きは、読売サイドも察知。すぐさま対抗策に打って出た。それが、清武氏のインタビュー2日後に朝日新聞に掲載された、渡邉会長のインタビュー記事である。もちろん、清武批判のオンパレードだった。スポーツ紙デスクが明かす。
「あれは渡邉会長がみずから朝日に売り込んだというか、持ちかけたインタビューだと聞きました。清武氏を抱え込もうとしている朝日に対する牽制、揺さぶりです」
 一説には、「インタビューをさせるから、清武獲得はやめるように」という趣旨のことを朝日にやんわりと要求した、とも言われるが‥‥。
 いずれにしても、顧問就任に横ヤリを入れる、異例のライバル紙登場だったのだ。
 そして、実は朝日が清武氏の引き抜き交渉を画策するのは、読売への「報復措置」でもある、との指摘も。
 きっかけとなったのは、今年6月28日、朝日の系列新聞社である日刊スポーツの定時株主総会だった。ここで突然、緊急動議が提出され、三浦基裕社長(当時)が解任されたのだ。そしてクーデターを起こした創業一族の川田員之会長が、社長を兼任することになる。読売グループ関係者が言う。
「読売新聞系のスポーツ報知が、解任された三浦社長を顧問として迎え入れたのです。掟破り、禁じ手であり、過去にこんなことはなかったでしょう。三浦氏は日刊スポーツの、例えば販売ルートや発行部数、取材ノウハウ、野球評論家のギャラなどのデータを持ち出し、報知に提供したのではないかと言われています」
「報知=読売」が犯したタブーに、朝日が「目には目を」と対抗したのが、「清武顧問」交渉だったというのだ。「清武VSナベツネ」の醜悪な対立は、まさに「朝日VS読売」の代理戦争の様相を呈しているのである。
 渡邉会長は、清武氏を相手に訴訟を起こすことを明言し、清武氏も徹底抗戦の構えを見せている。泥沼の抗争は、ライバル新聞同士のプライドを賭けた戦いでもあるのだ。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年04月17日 15:30

    現在公開中の映画「人はなぜラブレターを書くのか」。オフィシャルサイトを参考に、簡単なあらすじを説明すると、「2000年3月に発生した地下鉄線脱線事故で亡くなった青年へのラブレターが、2020年に彼の家族の元に届いた。それは青年に秘かに想いを...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年05月27日 12:30

    問題発言をめぐる「あの×鈴木紗理奈」のバトルが、第2ラウンドに突入しようとしている。大騒動の発端となったのは、歌手・タレントのあのが出演する冠番組「あのちゃんねる」(テレビ朝日系)の、5月18日深夜の放送だ。お題に答えてシュートを決めるゲー...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月29日 11:00

    〈羽月。ええ加減にしろよ。配信見たよ。今更何言っとんな。俺は許さんで。羽月、今回の件に関わる動画出すからレスポンスしろよ。待ってるからな〉ロッテ、阪神などでプレーした元プロ野球投手・高野圭佑氏がXにこう投稿した。「羽月」に対してなにやら怒り...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/26発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク