スポーツ

藤浪晋太郎が臆面もなく「自滅炎上」を繰り返す原因はやはり「神経疾患」なのか

 5月5日(日本時間6日)に敵地で行われたロイヤルズ戦。アスレチックスの4点リードで迎えた7回、中継ぎ登板した藤浪晋太郎がまたもや「自滅炎上」した。

 この日、藤浪は打者4人に3四球を与えるなどして3失点、わずか一死しか奪えないまま、交代を告げられた。翌日の試合でも1回1/3を投げて、被安打4の3失点。これでメジャー入り後の成績は、先発と中継ぎ登板を含めた9試合で0勝4敗、防御率13.94という、惨憺たるものとなった。

 そんな中、メジャーリーグ関係者やプロ野球関係者の一部からは、

「藤浪がかくも臆面もなく自滅炎上を繰り返してしまうのは、やはりイップスと呼ばれる神経疾患が原因ではないのか」

 との声が、あらためて上がり始めているのだ。

 イップスは本人が意識しているか否かにかかわらず、心の葛藤によって突如、本人が思う通りのプレー(動き)ができなくなる神経疾患の一種だ。野球のほか、ゴルフやテニスなどのスポーツ選手、あるいはピアニストなどの音楽家に多く見られる疾患で、不随意的に筋肉の収縮を引き起こす、局所性の運動障害とされている。

 阪神タイガース時代の藤浪を知る、プロ野球関係者が明かす。

「速球にモノを言わせた快投から一転、考えられない暴投や四死球など、突如として大乱調に陥る姿に、当時から『イップスではないのか』と言われていました。先発登板した序盤から制球を乱した藤浪に対して、当時の金本知憲監督があえて完投を強いたこともあったのですが、結局、藤浪の自滅炎上が解消されることはありませんでした」

 メジャーリーグ関係者も、次のように指摘している。

「野球選手の場合、イップスを抱えた投手は、打者に比べて克服が難しい、とされています。藤浪をスカウトしたアスレチックスのフロントはもとより、藤浪を先発から中継ぎへと配置転換しながらも使い続けている監督は、藤浪やイップスについてどれだけ理解しているのか。この際、藤浪は大乱調の原因を自ら見つめ直すべきでしょう」

 藤浪が復活を遂げる日は、はたしてやってくるのか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
横浜F・マリノス「J2降格まっしぐら」の元凶は「実績ゼロの無能監督」を送り込む「大株主CFG」
2
フィギュアスケート織田信成「モラハラ告発裁判」で大泣き敗訴/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
宮城野親方(元白鵬)が「電撃退職」する意外な理由/五月場所を10倍楽しむ「大相撲覆面座談会」(2)
4
【ソフトバンク】小林誠司トレード獲得VS嶺井博希の打撃爆発…どうなる「甲斐拓也の穴」補強
5
岡本和真が左肘リハビリ中の「捕手を座らせて投球練習」で口走った「俺はホンダゴロウや」