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記事全文を読む→【イラン戦争と日本競馬】ドバイ競走「フォーエバーヤング」に乗る騎手がいない!坂井瑠星もマーフィーもNGで矢作調教師は…
イラン戦争による中東情勢の悪化が、競馬界に大きな危機をもたらしている。開催中止が危ぶまれるドバイワールドカップ(3月28日、メイダン、ダート2000メートル)に挑むフォーエバーヤング(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)に、また難問が生じそうなのだ。
イランによる報復攻撃や、ホルムズ海峡封鎖で緊張が高まる中、カタールから147頭が緊急避難した。カタールの空域が閉鎖されたため、馬はトラックでサウジアラビアのリヤドまで移動し、そこからカタール航空の貨物機で、ベルギーのリエージュへ運ばれたという。
一方、フォーエバーヤングはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに残り、レースに向けて調整を続けている。ドバイは比較的、落ち着いており、矢作調教師ら関係者は平常通りに生活して調教を続けている。
ところが日本の外務省は、UAEを含む湾岸諸国を「危険レベル3}の渡航中止勧告に認定しており、今後はドバイに向かうのが厳しい状況だ。
フォーエバーヤングの主戦騎手は坂井瑠星。この混乱によりドバイワールドカップを回避し、4月5日のG1・大阪杯(阪神・芝2000メートル)に出走するダノンデザイル(牡4・栗東・安田翔吾厩舎)に、騎乗停止になった戸崎圭太に代わって騎乗することが決まった。
坂井がダメなら矢作厩舎と関係が深い、世界的ジョッキーのオイシン・マーフィー騎手が最有力だったが、騎乗できない理由ができた。海外競馬に詳しいターフライターが言う。
「マーフィー騎手は最新の裁定により、3月24日から31日までの計8日間、騎乗停止になりました。レース中のムチ使用回数の制限違反によるものです。したがって、ドバイワールドカップは無理です」
3月に発表された「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の中間発表では、フォーエバーヤングは世界3位(レーティング123)という高い評価を受けており、日本の競走馬として歴代1位の獲得賞金(約45億6000万円)を記録している。
ゴドルフィンの主戦としてトバイで実績を残すウィリアム・ビュイック騎手あたりが有力候補に浮上するだろうが、「弘法は筆を選ばず」ならぬ、名馬は騎手を選ばないということか。
(阿部勝彦)
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