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記事全文を読む→タイミングは最悪!楽天選手が「楽天モバイル営業・契約イベント」に駆り出されて「今やらせることか!」
楽天イーグルスの選手が楽天モバイルショップの契約者向け撮影イベントに登場すると知って、「また選手にモバイル営業か」と苦笑が漏れた。6月16日18時30分、楽天モバイル イオンモール新利府南館店に、今野龍太と金子京介の両選手がやってくる。
イベントの中身はこうだ。対象期間中に「Rakuten最強プラン」などを新規契約した客が、選手との2ショットや3ショット撮影ができる。当日、その場で契約した人も対象になる、と告知。
選手と間近で写真を撮れるのだからファンサービスとしては悪くないが、5月には主砲・浅村栄斗が仙台市内の店舗で同じ趣旨のイベントに参加している。「またか」となるのはそのためだ。
引っかかるのは、これが純粋なファン感謝デーではなく、携帯電話の新規契約とセットになった特典であることだ。スマホを契約した人だけが選手と撮れる。選手を販促の前面に押し出しているように映るのだ。「シーズン中にやらせることか」との指摘が出るのも理解できる。
今野は宮城県出身で、地元イベントに顔を出すのは地域密着の球団として自然な流れだ。一方の金子は5月15日に育成から支配下登録されたばかりの大型内野手。186センチ100キロの体格から「右の大谷翔平」と評され、昇格時点でファームでは34試合、打率2割3分4厘、7本塁打、21打点。本塁打数は東地区2位タイで、昇格後も今季10号を放つなど、伸び盛りの有望株だ。だからこそ「これからの選手を、今そこに立たせるのか」という反応につながった。
なにより、タイミングが悪すぎた。楽天は6月10日に三木肇監督の休養を発表し、塩川達也ヘッドコーチが監督代行を担ってきた。さらに前ロッテ監督の吉井理人氏が新監督に就任すると報じられ、6月19日の古巣ロッテ戦から初采配の見込みである。
シーズン途中の外部招聘は異例だ。チームは借金16で、パ・リーグ最下位。この混乱のさなかでは、笑顔の撮影会に「その前にひとつでも勝ってくれ」とツッコミが入るだろう。
いずれマエケンまでスマホ売り場に立たされるかも…
他球団にもスポンサー絡みのイベントはある。ただ楽天の場合、球団名も球場名も親会社の楽天グループと地続きで、楽天モバイルとの距離が近い。だから選手企画が、グループ事業の販促と重なる。よそのスポンサーイベントより、選手が「商品を売る道具」に見えやすいのだ。
ここで名前が挙がるのが、今季11年ぶりに日本球界へ復帰した前田健太。再調整を経て6月12日に1軍合流したばかりの大物だ。
「この流れではいずれ、マエケンまでスマホ売り場に立たされるのではないか」
すでに浅村が指名されているだけに、そんな「心配」が浮上する。もはや誰が登場してもおかしくない。
楽天にしてみれば、地域密着とグループ事業の連動なのだろう。勝っていれば、ただのファンサービスとして喜ばれて終わる話だ。だが借金16で最下位、監督まで代わろうという時期では、同じ撮影会が「ファンサービスより、契約を取りたいだけではないか」となる。
負けが込み、しかも親会社の商売が絡む。「モバイル営業」と言われても仕方がない。この声を消すには、まずグラウンドで勝つしかないのだ。
(ケン高田)
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