社会

現役ヤクザが「ガーシー逮捕」をぶった斬る(2)ケツモチが身柄を押さえに

 ガーシーと闇社会の関わりはこれに終わらない。一時期ガーシーは、ヒットマンが自分を狙っていると主張していた。配信した動画内では、「3人のヒットマンがいて、2人は止められたが、1人はドバイまで来て、本当に命が危なかった」と語ってもいる。

 言ってしまえば、ガーシー本人のみぞ知る、いわば眉唾モノの話である。西日本の独立団体で幹部を務める現役ヤクザはこう言う。

「狙われた? そんなんタマ(命)取るほどの価値もないよ。リスクが大きすぎる。それに今どきはヤクザだって組員も少ないんだ。わざわざドバイまで若い衆飛ばして殺す、なんてことはありえない」

 一方で、こんな別の意見も。アウトロー事情に詳しいライターの根本直樹氏が、とある組織の幹部を取材した際、こんなことを漏らしていたそうなのだ。

「昔からのつながりで、バックにヤクザのケツモチがいる芸能事務所はまだ存在します。それに、ガーシー自身も、芸能界とつながる『ヤクザ系アテンダー』の縄張りを荒らし、詐欺行為を働いてドバイに飛んでいますから、そういう連中が『身柄を押さえようと躍起になっていたのは事実』と言うんです。ただ、殺してもメリットは全然ない。本人はそう思い込んでいるかもしれないが、そんな目立つことをやったら、今度はヤクザ側が目をつけられますからね。ケジメとして、金を絞れるだけ絞ろうとしていたんです」

 いずれにせよ、ドバイで接触を図った人物が、いわゆる「殺し屋」だった可能性は低い。仮に本物のヒットマンが暗躍していたとしても、逮捕・勾留されている今のガーシーを手にかけることはもはや不可能に近いはずだ。

 根本氏が言う。

「逮捕された現状に、ホッとしていると思います。ガーシーは不逮捕特権を狙って議員になったり、逮捕されないと見込んでドバイに滞在していましたけど、当時見込まれていたのは、大方の示談が済んだ詐欺罪だったし、今回の逮捕容疑も言ってしまえば刑期の短いションベン刑ばかり。サッと帰国して裁判すれば不起訴だってあったはずです。それでも帰ってこなかったのは、逮捕が怖かったんじゃなくてヤクザや半グレにガラを押さえられるのが怖かったからでしょう。だからむしろ、今は逆に、多少の長期刑すら期待しているかもしれません」

 長いお務めともなれば、少なくとも生命を脅かされることはない。本人は今、ドバイの高級ホテルとは程遠い日本の狭い留置場で、何を考えているのだろう?

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    塩試合を打ち砕いた!大谷の〝打った瞬間〟スーパー3ランにMLBオールスターが感謝

    日本時間の7月17日、MLBオールスター「ア・リーグ×ナ・リーグ」(グローブライフフィールド)は淡々と試合が進んでいた。NHK総合での生中継、その解説者で元MLBプレーヤーの長谷川滋利氏が「みんな早打ちですね」と、少しガッカリしているかのよ…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

    新井貴浩監督が絶賛!劇画のような広島カープ野球の応援歌は「走れリュウタロー」

    プロ野球12球団にはそれぞれ、ファンに親しまれるチームカラーがある。今季の広島カープのチームカラーを象徴するシーンが7月初旬、立て続けに2つあった。まずは7月4日の阪神戦だ。3-3で迎えた8回裏、カープの攻撃。この試合前までカープは3連敗で…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
岡田監督よく言った!合計43得点のオールスター戦が「史上最もつまらなかった」とファンが怒った当然の理由
2
巨人・阿部慎之助監督のエンドラン外し「捕手の勘だった」発言に江川卓が「それはない」異論のワケ
3
認知症の蛭子能収「太川陽介とバス旅」は忘れてもボートレース場で「選手解説」ギャンブラー魂
4
レジェンドOBなのになぜ!ド低迷の川崎フロンターレ「中村憲剛」新監督案をサポーターが拒絶
5
【衝撃事実】見たのは誰だ!トランプ銃撃犯は「11分間ドローンでライブ配信」していた