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記事全文を読む→緊急避妊薬「ノルレボ」薬局販売解禁で残るナゾ「東京都では買えて埼玉県と熊本県では買えない」ってホント!?
望まない妊娠を防ぐため、性交後に服用する緊急避妊薬「ノルレボ」(第一三共ヘルスケア)が、全国約7000店舗の薬局で2月2日に販売解禁された。医師の処方が不要となり、薬局の営業時間内に買えるようになったが、いくつか注意点がある。
まず、男性の購入は不可。女性が店頭で専用チェックシートに記入した上でないと購入できず、転売や不正使用を防ぐため、研修を受けた薬剤師の目の前で内服することが義務付けられる。年齢制限はなく、親の承諾を得る必要もないが、家族が代わりに購入することはできない。
厚労省の公式サイトで「ノルレボ取り扱い店」と記載されている薬局でも、薬剤師が不在の場合は販売できない。
ノルレボは女性の排卵を遅らせて妊娠を防ぐ薬なので、いわゆる「危険日(排卵日前後)」の性行為の妊娠を100%防ぐ薬ではない。性行為の時点で排卵していたら、受精⇒妊娠成立してしまう。
そして内服のタイミングが遅ければ遅いほど、緊急避妊効果はなくなる。第一三共が発表している公式データによると、24時間以内の内服なら妊娠阻止率は約95%だが、72時間以内の服用で約85%程度。臨床試験では、内服が遅れた女性の妊娠阻止率は58%前後まで下がったというデータがある。
市販薬ゆえ、体重のある肥満女性ほど薬の吸収効率や血中濃度が低くなり、排卵を遅らせる効果は弱まる。BMIが30以上の女性には効きにくいと言われる。
さらに地元医師会と地元薬剤師会の連携が取れておらず、販売に必要な研修を受けている薬剤師がいない地域もある。埼玉県と熊本県がそれで、例えば東京都内のノルレボ取り扱い店舗はスーパーマーケット内の薬局など600店舗以上があるのに対し、埼玉県の取り扱い可能店舗は川越市、ふじみ野市、春日部市などのわずか数店舗に限られている(発売日当日のデータ)。埼玉県や熊本県で緊急避妊薬が必要になった女性はオンライン処方か、今まで通り産婦人科を受診するしかない。
希望小売価格は1錠7480円(税込)。できれば使わないに越したことはないだろう。
(那須優子/医療ジャーナリスト)
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