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記事全文を読む→大谷翔平と山本由伸がアメリカの野球観を変えた!?「1試合限定エース」に非難が殺到する理由とは
史上最強との呼び声が高かったWBC米代表だが、エースの発言が特大の波紋を呼んでいる。
最強打者アーロン・ジャッジを始めオールスター級の選手が集まり、下馬評では優勝候補筆頭の米代表。しかし、昨季まで2年連続ア・リーグのサイ・ヤング投手で、実力者ぞろいの先発陣においても文句なしのエース格とみられたタイガースの左腕・スクーバルが、WBCでの先発登板は、強敵がいない1次ラウンドでの1試合のみになることを明かし、現地の野球ファンから非難の声が集まった。いわく、
「なんて身勝手なやつなんだ」「たった1試合だと!? なら参加しなくてもいい」
スクーバルの発言後、SNSにはこんな声があふれたのだ。「批判が巻き起こった背景には、大谷翔平や山本由伸の活躍があると思います」と語るのはMLB関係者だ。続けてもらおう。
「前回WBCの決勝で、大谷がマイク・トラウトを相手に完璧な投球で三振を奪った映像は、米国の野球ファンの脳裏に焼き付いています。その後の規格外の活躍で、大谷という選手の価値は極限にまで高まりました。その大谷が、日本のためにスクランブル登板でリリーフまでしているのに…というのがある。加えて、昨季のワールドシリーズでの山本由伸の中ゼロ日連投。米国のファンはすでに、チームのためなら自分はどうなってもいい、というようなリアルサムライな日本人選手の姿を見ているんです。シーズンに響くようなケガやマイナスの影響をできるだけ排除しようとするスクーバルの姿勢は、それもそれで立派なプロの姿。ですが大谷や山本の無私の姿を知ってしまっている野球ファンには、はっきり言えば物足りなく映るのでしょう」
大谷や山本はいわば、野球が生まれた国の「野球観」を、根本からひっくり返してしまったわけだ。
「大谷と山本がドジャースの中心選手として、あれだけドラマティックにワールドシリーズを連覇したのもなおさらです。その2人が投打の中心として出場する日本代表に、3年前の雪辱を最強の米国代表が果たすというストーリーにこそ、野球ファンは惹かれるわけですから」(前出・MLB関係者)
今オフFAが控えており、高額契約のためには万が一にもケガなどできない、という理由があるスクーバルには、タイミングの悪いWBCだったのかもしれない。
(稲田健市)
週刊誌や大手ニュースサイト等で広く活動するフリー歴10年の中堅ライター。得意ジャンルは野球を中心としたスポーツ記事とテレビ・ネット業界関連記事。
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