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記事全文を読む→麻薬王「エルメンチョ」殺害で暴徒化!サッカーW杯開催地メキシコで「スペイン代表誘拐」非公開SNSでの戦慄計画
6月に開幕が迫るサッカー・ワールドカップ北中米大会の開催地メキシコが、大混乱に陥っている。
メキシコ軍は2月22日、巨大麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル」の指導者で「エルメンチョ」ことネメシオ・オセゲラ・セルバンテス容疑者を急襲作戦により殺害した。
これを受けて、カルテル側の武装集団が激しく報復。W杯開催都市のひとつである西部ハリスコ州のグアダラハラやプエルト・バヤルタなど10州以上で車両の爆破や放火が相次ぎ、少なくとも62人が死亡する大惨事となった。
さらに刑務所から囚人23人が脱獄。アメリカ大使館が、メキシコ在住のアメリカ人に自宅待機を勧告する事態に発展している。
本大会まで4カ月を切る中で危惧される「最悪のシナリオ」があるのだと、在米ジャーナリストが声を潜めて明かす。
「グアダラハラの球技場『エスタディオ・アクロン』では、グループリーグのウルグアイVSスペインなどの開催が予定されています。暴徒化したカルテル支持者の次なる標的として、治安当局が最も警戒しているのが、W杯のために現地入りするスペイン代表への危害です。メキシコとスペインは、16世紀のアステカ帝国滅亡から300年に及ぶ植民地支配の歴史があり、近年はメキシコ側が過去の征服に対する公式謝罪をスペインに要求するなど、歴史認識の対立が再燃。カルテル側がこの『反スペイン感情』を大義名分として暴走し、世界的スターであるラミン・ヤマルらスペイン代表選手を誘拐、あるいはチームバスを襲撃する可能性が指摘されているのです」
巨大スポーツイベントは、犯罪組織にとって自らの力を世界に誇示する絶好の舞台となる。在米ジャーナリストが続ける。
「非公開SNSで繋がったエルメンチョ支持者の間では、実際に『スペイン代表襲撃計画』が語られている、とのことです。国家の威信を懸けたW杯で、歴史的因縁のあるスペイン代表をターゲットにすれば、治安維持の失敗を決定づけ、メキシコ政府に最大の屈辱を与えられます。重武装したカルテルの報復劇と脱獄囚が入り乱れる無法地帯で、移動の多い代表チームへの警護が機能するとは到底、思えません」
緊迫した情勢はいつまで続くのか。そして無事にキックオフの笛は吹かれるのか…。
(川瀬大輔)
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