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記事全文を読む→元広島・羽月隆太郎「ゾンビたばこ」有罪判決「話す場を設ける」予告で球団の「全選手調査」に激震
Xのアイコンから、ユニフォームの象徴である「Carp」のロゴが消えた。その直後、本人は「近日中に、今回の件について自分の言葉でしっかりお話しさせていただく場を設ける予定です」と予告した。
元広島カープの羽月隆太郎被告。指定薬物「エトミデート」、通称「ゾンビたばこ」を使用した罪で、5月15日に広島地裁で拘禁刑1年・執行猶予3年の判決を受けた。
法廷で羽月被告は、薬物に手を出した経緯について「周囲にも同じように吸っているカープ選手がいたので、自分も大丈夫だと思った」と証言。違法化後も使用を続けた理由を問われた場面でも、周囲のカープ選手の使用に触れた。
球団の動きは早かった。鈴木清明本部長は「証言が出たので再調査します。聞き取り調査をします。全選手です」とコメント。育成選手を含めた全員への聞き取りを行う方針を明かした。
1月の羽月被告逮捕後、球団は全選手に注意喚起を行い、使用経験があれば名乗り出るよう呼びかけたが、申告した選手はいなかったという。今回はその「呼びかけ」から一歩踏み込み、聞き取りという形でメスが入る格好だ。
問題はここから先である。羽月被告のXのプロフィール画像は、カープのユニフォーム姿のまま、胸のロゴだけがきれいに消されている。フォローしているのは、自身の不祥事を報じた「週刊文春」と「FRIDAY」の二つだけ。「文春」のゾンビたばこ報道を一時リポストし、その後に削除した動きが確認されている。
普通ならば距離を置きたいはずの週刊誌を、なぜ追いかけているのか。ロゴだけを消した姿を掲げ続けるのは、何かのメッセージなのか。
仮に「シロ」と発表されてもすんなり納得できるかどうか
現時点で羽月被告以外の選手の薬物使用は、公的に確認されていない。あくまで本人の法廷供述と、それを受けた球団の再調査着手が伝わっている段階である。ファンサイトでは徹底調査を求める強硬な声と、証拠なしに実名を出すべきではないという慎重な声が、ほぼ同じ熱量で並んでいる。
今回の聞き取り調査は、本当に踏み込んだものになるのか。育成を含めた全選手から、どこまで本音を引き出せるのか。仮に「シロ」と発表されたとして、その結論をどう信じればいいのか。前回は名乗り出る者がいなかった以上、同じ方法で同じ結果が出ても、すんなりとは納得しにくい。
さらに「文春」は「カープ選手と売人の禁断2ショット」を入手したとして、モザイク入りながら選手の写真を掲載している。今後の追加報道で、球団が後手に回る展開は十分に考えられる。本人の謝罪の中身よりも、球団がどこまで踏み込んで調査し、その結果をどう説明するか。焦点はそこに移っている。
羽月被告が消したロゴは、単なる画像の一部ではない。カープのユニフォームを背負ってきた者にとって、最も大事に扱うべき看板だったはずだ。その看板を自ら外し、「話す場」を予告した。沈黙の次に何が語られ、球団はそれをどう受け止めるのか。問われているのは、球団としての説明責任である。
(ケン高田)
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