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記事全文を読む→ChatGPT「スーパーアプリ化」計画で「個人が企業並みに稼げる時代」が来る!AIの中に企業が丸ごと入るようなもの
AI業界の劇的進化に、世界の関心が集中している。
米メディアが6月4日に報じたのは、OpenAIによるChatGPTの「スーパーアプリ化」計画だった。ChatGPTを単なる対話型AIにとどめず、コーディング支援やプログラム開発、ウェブ操作までひとつの画面でこなせる仕事用AIへと進化させるという。
では具体的に「スーパーアプリ」とはどのようなものなのか。ITジャーナリストの解説を聞こう。
「ひと言で言うならば『AIの中に企業が丸ごと入る』ようなもの。これまでのChatGPTは、質問すれば答えてくれる優秀な相談相手でした。ところがスーパーアプリ化したChatGPTは、人間の指示を待たずとも、事業に必要な行動を自律的にとれるようになる。利用者が『カーレースのゲームを作りたい』と入力するだけで企画案を出し、ゲームシステムとデザインを考え、画面構成を作り、プログラムを書く。デバッグ(不具合を見つけて修正)も問題なくやってくれます」
さらに、本来は広報の仕事であるリリースの作成や、広告を出す媒体のリサーチ、出稿依頼のメールまで、AIが担ってくれるという。
「これにより、個人でも中小企業クラスの事業をAI任せで展開し、収益を得ることが可能になります」(前出・ITジャーナリスト)
高額プランへの誘導で使用料金は大幅に上がる
なんともスゴい「スーパーアプリ化」計画だが、ここにきて明らかになった背景には、OpenAIの財務状況に関する思惑があった。
6月9日、OpenAIはアメリカ証券取引委員会に、株式公開に向けた書類を提出したと発表。投資家に成長力を見せるには、無料ユーザーを抱え込むだけでは足りず、ChatGPTを高額プランへ誘導する必要が指摘されているのだ。
前出のITジャーナリストがさらに言う。
「これまでChatGPTは、月20ドル(約3200円)で仕事にも使える安価なツールでしたが、スーパーアプリ化が進めば、仕事目的で使用するための料金は大幅に上がるでしょう。最低でも100ドル(約1万6000円)、機能をフルに使うには200ドル(約3万2000円)に設定される可能性が高い。さらに大規模プロジェクトを実行させる場合は従量課金で、月に何十万円と支払う必要が出てくる。懐に余裕のない個人事業主が『スーパーアプリで大儲け』を狙うのは、なかなか厳しいかもしれません」
いつの時代も、簡単に一発逆転とはいかないのだ。
(川瀬大輔)
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