スポーツ
Posted on 2026年06月11日 13:00

セ・パ交流戦「6連敗ヤクルト大失速」18試合制が暗い影を落とす「巨人の恩恵」を受けられないので…

2026年06月11日 13:00

 セ・リーグ首位戦線を走っていたヤクルトが6月10日のオリックス戦を落として、交流戦6連敗。交流戦の「パ強セ弱」の傾向に抗えなかったのか、ここまで4勝9敗1分で、セ・リーグでは3位まで後退してしまった。
「9日からのオリックス3連戦は、実はオリックスもそれまで、引き分けを挟んで5連敗中でした。ヤクルトは初戦で守護神キハダが打たれて、サヨナラ勝ちを献上。オリックスを勢いづかせてしまいました」(スポーツ紙記者)

 ヤクルト失速の原因として打線の不調が挙げられているが、これには「交流戦の歴史」が影響しているようだ。
 そもそも交流戦は「ホーム・アンド・アウェイ」の1チーム6試合、全36試合制でスタートした。その後、移動時間や屋外球場での雨天中止による負担が問題視されて24試合制となり、2015年から現在の18試合制に。この18試合制への変更が、ヤクルトの交流戦対策を変えている。

 在京球団スタッフが言う。
「36試合制、24試合制の頃、巨人とヤクルトは同じ東京のセ・リーグ球団として、セットで移動する日程が組まれていました。巨人と先に当たるパ・リーグの球団はエースから3番手までの先発投手をぶつけ、その後に当たるヤクルトには4番手以降を登板させていました。当時は気持ちの上で楽だったと聞いています」
 ヤクルトはパ球団の巨人戦優先ローテーションの「恩恵」を受けていたということか。

本拠地で対戦したパ球団と来年はビジターゲームに

 それが18試合制になり、「巨人に隠れて」のウマミはなくなった。今年、本拠地で対戦したパ・リーグ球団とは、来年はビジターゲームとなる。巨人とのセット移動がなくなり、パ・リーグ各球団のエースと対戦するかどうかは「めぐり合わせ次第」に変わったわけだ。
 もっとも、エースから3番手の先発投手と当たるかどうかをペナントレースで考えた場合、それもめぐり合わせだ。エース級の投手と当たる1週間があれば、そうではない1週間もある。

 交流戦も終盤に差しかかり、勝率5割超えのセ球団は巨人だけ。数字上、5割超えの可能性が残されているのは中日と阪神のみだ。
 セット移動がなくなって、10年以上が経つ。こんな話が思い出されるとは、ヤクルトをはじめとするセ球団は、本当に交流戦が苦手なのだろう。

(飯山満/スポーツライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年10月18日 12:00

    コント日本一を決める大会に「大人の事情」は無関係だった。10月17日に生放送された「キングオブコント2026」(TBS系)で、エントリー3445組の頂点に立ち、賞金1000万円を獲得したのは、吉本興業所属のジェラードン。アタック西本とかみち...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月22日 11:30

    出演作を調べたいわけでもないのに、阿部寛のウェブサイトを開く。ネットが正常に繋がっているかを確かめるためだ。顔写真と文字を中心とした1990年代風の簡素なページは構成する要素が少なく、データ量も軽いため、表示が速い。ゆえに「日本最速のサイト...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年10月23日 06:45

    お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が、絵本作家(別名義:にしのあきひろ)としての道を歩み始めたのは2005年。「えんとつ町のプペル」が大ヒット作となり、原作者の西野が製作総指揮と脚本を兼任して、2020年にアニメ映画を劇場公開。興行収入...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/13発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク