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記事全文を読む→7月勝ちなし急失速…6連敗ヤクルト再浮上のカギは守護神キハダの「出しすぎないアドレナリン量」
7月に入って、いままだ勝ち星がないのがヤクルトだ。7月8日の広島戦を落とし、これで連敗は6となった。7月の6試合を振り返ってみると、先発投手に負けがついたのが3試合、リリーバーについたのが3試合。
同勝率で並ぶ首位・阪神、巨人とのゲーム差はこれで2.5だ。3-4月の成績が17勝11敗で、5月は14勝9敗1分、6月は7勝11敗だ。つまり序盤戦の貯金で3位をキープしていることになる。
とはいっても首位争いから脱落したわけではないので、この先も僅差での首位争いが続きそうだ。
しかし、セ・リーグの成績表を見てみると、改めて「野球はピッチャー次第」だと分かる。池山隆寛監督が着手すべきは、投手陣のテコ入れだろう。
ここで各チームの総得点数と総失点数を並べてみよう。阪神が289と245、巨人が229と232、ヤクルトは248と276だった。4位以下はDeNAが286と304、広島は223と251で、中日は248と273。
こうしてみると、失点よりも得点が上回っているのは阪神だけで、あとの5球団は失点の方が多い。相手チームよりも多く得点したら、投手陣の力で逃げ切る。阪神はそんなゲームスタイルになっている。
「ヤクルトの6連敗については、先発投手が先に点を取られるか、先発陣が踏ん張ってもリリーバーが打ち込まれて負けた、とも言えます。クローザーのキハダが打たれて負けたのが、ちょっと気になります」(スポーツ紙デスク)
ヒットを打たれて四球を出す「ハラハラ投球」続き
7月7日の広島戦で、キハダはサヨナラ2ランを献上している。この登板が7月に入って初めてであり、前回登板は6月30日まで遡る。それまではどうだったかというと、ヒットは打たれる、四球も出すのハラハラ投球が少なくなかった。6月23日の阪神戦では三者三振と絶好調だったのだが…。
「序盤戦では圧倒的な投球を見せてくれました。やや登板過多となり、球威が落ちたことはありましたが、今はなかなか出番がないので、コンディションを維持するのが難しくなりました」(球団関係者)
メジャーリーグ時代の2020年から2022年まではエンゼルスの守護神として、大谷翔平とチームメイトだったのは知られた話。その当時を知る現地記者によれば、
「気合で投げるタイプで、アドレナリンを上昇させると急速、球威が増すが、出すぎると棒球になって痛打されていた」
「アドレナリンの出量」の課題はヤクルトに移籍した今も変わらないが、とりあえずはこのキハダを投入できるゲーム展開にしなければならない。
(飯山満/スポーツライター)
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