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Posted on 2026年07月09日 11:00

【オールスター初選出】ヤクルト増田珠は「燕の元気印」!「晴れ舞台を楽しみにしている」古巣時代の師匠2人との「再起へのドラマ」

2026年07月09日 11:00

 戦力外からの飛躍ぶりに師匠も目を細めていることだろう。7月7日に、日本野球機構(NPB)が「マイナビオールスターゲーム2026」のファン投票結果を発表。出場メンバーの中でもひと際注目を集めているのが、プロ7年目にして初選出のヤクルト・増田珠外野手である。

 今季は開幕スタメンに「5番ライト」で名を連ねるやレギュラーをほぼ手中に収めた。7日時点で、打率2割7分5厘、5本塁打、22打点と安定感のある打撃成績はもとより、ゲームの勝負どころで好打を連発。シーズン序盤のチーム快進撃を牽引する1人だった。スポーツ紙デスクが解説する。

「内角の速球に苦戦する傾向こそありますが、パンチ力のある打撃で何度もチームを救いました。特筆すべきは、2打数2安打1本塁打の大活躍だった3月31日の広島戦。本拠地開幕戦でヒーローインタビューの壇上に上がりました。明るいキャラクターも相まって、ファンの心をワシ掴みにしてしまいました」

不遇を乗り越え「おとなしい選手が多いチーム」のムードメーカーに

 そんな「燕の元気印」には冬の時代があった。2017年にドラフト3位で入団したソフトバンクから、23年オフに戦力外を通告されてしまったのだ。驚くべきことに、育成契約の打診すらなかったようで、

「当時、フェニックスリーグでソフトバンクの二軍チームを指揮していていた小久保裕紀監督にとっては青天の霹靂だったといいます。24年シーズンから一軍監督に昇格が決まっていた小久保監督にとっては、戦力構想の中にいた選手でしたからね。増田は小久保監督の薫陶を受けた“小久保チルドレン”の1人で、戦力外通告の報道が出て、『ここに残っている選手は、あいつ(増田)より野球がヘタ』とメディアに公言してしまうほどの入れ込みようでした。それだけに、ソフトバンクの現場とフロントの溝の深さが際立ってしまった」(前出・スポーツ紙デスク)

 そのままヤクルトに入団して3年目のシーズンを過ごす増田。ベンチ前でナインを鼓舞する姿が目に付くようにすっかりチームに馴染んだ印象だ。

「いわゆる『おとなしい選手』の多いヤクルトに足りない“ピース”でした。もっとも、軽率に騒ぎ立てるような選手は浮いてしまうこともしばしば。その点、増田の言動や行動に反発や不満の声は聞こえてきません。大きいのは、ソフトバンク時代の先輩でもある、侍ジャパン野手総合コーチで野球解説者の松田宣浩氏の存在でしょう。2人は先輩後輩の間柄ながらも非常に仲がよかった。松田氏の愛称である『熱男(あつお)』の継承者に増田が指名されたほど。先輩の背中を見てムードメーカーとしての処世術を学んだのでしょう。ちなみに、増田のグローブには『ま~すおぉっ!』という刺繍が施されています」(前出・スポーツ紙デスク)

 初のオールスター出場を楽しみにしているのはファンだけではないのだ。

(五代晋作)

 平成ひとケタ生まれのゆとり世代。プロ野球や大相撲をメインにスポーツを取材する。密かなライフワークは日本の映画&ドラマ鑑賞。動画配信サブスクが手放せない。

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