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記事全文を読む→ヤクルト・池山隆寛のサウナコミュニケーション術/プロ野球ルーキー監督「奮闘指揮の明暗」(1)
交流戦を終え、間もなく折り返しを迎えるプロ野球。今シーズンから指揮を執る、“ルーキー監督”たちの明暗も分かれ始めている。代行監督も含め、慣れない現場で奮闘する面々の“現場評”を一挙公開しよう。
還暦で、晴れて1軍監督の座に就いたのはヤクルト・池山隆寛監督(60)だ。
「現役引退後は楽天、ヤクルトで指導者として勉強してきた。6年務めた2軍監督時代は選手起用が拙つたなく、相手ベンチからも『あれでは池山さんもファーム止まりだね』と揶揄されていたこともありましたけどね」(在京球団関係者)
昨オフに主砲・村上宗隆が抜けて柱がいなくなるピンチをチャンスに変えるべく、2軍時代から手塩にかけてきた“池山チルドレン”を積極起用しているが、彼らに対して開幕から実践したのは“サウナコミュニケーション”だった。
「池山監督は現役時代からとにかくサウナが大好き。風呂好きのプロ野球関係者は多いといえども、彼ほどのサウナ好きはいません。例えば神宮球場のクラブハウスでは試合後のルーティンがあり、まずはサウナに30分間入って、水風呂は15分。その後、湯船に少し浸かり、またサウナに戻る‥‥これを2、3セットするというのです。上下関係が厳しい野球界の慣例通り、一番風呂は池山監督。ところが、出るのは監督が最後だといいます」(球団関係者)
その間に選手、首脳陣、裏方と裸の付き合いをしながら雑談するのが至福の時。選手に対しては、その日のプレーのよかった点を称えて課題解決をやんわりと伝える。首脳陣とは戦術面の反省会、裏方は待遇改善や子育てなどお悩み相談を一手に引き受けているというのである。
「孤独になって殻に閉じこもる監督も多い中で、池山監督は明るく楽しく振る舞いながらストレスを発散できるタイプです。だから交流戦で“春の珍事”の陰りが見えたかのように負けが込み始めても、去年までの高津臣吾前監督時代のようにベンチが暗くなることはない。『また明日頑張ろう』と声をかけてくれるし、全員のモチベーションが上がります」(球団関係者)
さて、戦術面は「イケヤマジック」などと評されているが、実は“受け売り采配”だという。
「8番に投手を入れる打順については『切れ目のない打線を組んだほうが、小技が効く選手が多いので相手が脅威に感じる』との裏方の提案に『それいいね、やってみよう!』とノリノリで応じた結果です。先発、中継ぎを無理させないのは、高津前監督と雑談した時に『池山さん、これだけは大切にして』と遺言のように伝えられたことを実践しているにすぎません」(球団関係者)
交流戦では楽天に3連勝、ソフトバンクに勝ち越しを決めた一方で、他の4球団には振るわず、6勝11敗1分けで終えた。
「もともと下馬評も低かったので、池山監督は変わらず『リーグ戦も明るくやっていこう!』とナインに声をかけている。負けてもともとの立場をわきまえて、変に色気を出さずにやれているから選手にも焦りはないです」(球団関係者)
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