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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈昇級初戦のパンジャが激走する〉
本格的な夏競馬の開幕だ。福島の開幕週を飾る6月28日はラジオNIKKEI賞、函館では伝統ある函館記念が行われる。両重賞ともGⅢのハンデ戦。よく荒れることで定評があり、馬券的にもおもしろい一戦である。
函館記念で馬単が導入されたのが02年だが、これまでの24年間で馬単による万馬券は半数以上の13回(馬連5回)。この間、1番人気馬は4勝(2着4回)、2番人気馬も4勝(2着2回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は3回で、とにかくよく荒れている。
年齢的には脂が乗っている4歳(7勝2着6回)、5歳(8勝2着6回)世代がよく連対を果たしているのは他の重賞と変わらないが、6歳(5勝2着4回)、7歳(4勝2着4回)といった古豪もよく頑張っており、8歳馬が1勝(2着2回)、さらに11年には、10歳馬(マヤノライジン)が2着に好走したこともあるだけに、高齢馬だからといってハナから軽視するのは禁物といえそうだ。
ハンデ的には54キロ〜56キロ組がよく連対しているが、軽量組より57キロ以上を背負った実績馬の頑張りも目立っている。ハンデが軽いからといって、簡単に飛びつくのもよくはない。
こうしたデータを吟味したうえで、最も期待を寄せたいのは、パンジャだ。
昇級初戦で初のオープン挑戦。家賃は高いが、この馬の秘めたポテンシャルはかなり高く、十分通用するとみての狙いだ。
とにかく前走(サンシャインS)の内容がよかった。3勝クラスとはいえ、強烈な末脚を発揮して2着以下をねじ伏せたもの。その勢いをもってすれば、やれるとニラんでいる。
その前走から2カ月以上レース間隔が開いたが、ハナからここが目標。丹念に調整されてきており、力を出せる仕上がりにある。
父は破壊力を秘め、大一番に強かったゴールドシップ。勝負強さは定評があるところ。近親にこれといった大物は見当たらないが、欧州の一流の血筋の出で、兄にロングラン(マイラーズC、小倉記念)を持つ。そうした血統的背景に加えて、函館との相性が〈1 1 0 0〉といい。
ハンデは背負わされたとしても55キロまで。晴雨にかかわらず好走必至とみた。
逆転候補の筆頭に挙げたいのは、マジックサンズだ。ひと息入ったあとの前走・エプソムCは、見せ場たっぷりに差のない4着。前々走比で体重が8キロ増とやや重め残りの状態での好走だったが、今回は使われての変わり身が見込めるとみている。
あと、ミラージュナイトもおもしろい。こちらも前走の目黒記念では勝ち馬とコンマ2秒差の4着と好走した。函館は初めてになるが、休み明けを一度使われての上積みも十分だ。
一方、ラジオNIKKEI賞のデータを見ると、過去24年間で馬単による万馬券は9回(馬連5回)。この間、1番人気馬は4勝(2着3回)、2番人気馬は6勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は2回。ハンデ的には54キロ〜56キロ組が圧倒的で、52 キロ以下の軽ハンデ馬は苦戦を強いられている。
狙ってみたいのは、バドリナートだ。前走の京都新聞杯は11着に敗れたが、着順ほど内容は悪くなく、見どころもあった。敗因はホープフルS5着以来、4カ月半ぶりの実戦だったように、久々がこたえたとみていいだろう。
ただ、一度使われたことで活気がよみがえってきており、中間の稽古の動きも実によくなっている。ハンデは55キロ〜56キロ。バゴ(凱旋門賞などGⅠ5勝)、マキシオス(GⅠ2勝)をはじめ、近親や一族にも活躍馬が多い血筋。変わり身を大いに期待したい。
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