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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈ダノンデサイルを狙い撃つ〉
6月14日のメインは宝塚記念。中央競馬の前半戦を締めくくるGⅠ戦で、暮れの有馬記念と同様、ファン投票により選出された精鋭が集うビッグイベントだ。
今年も錚々たる顔ぶれでどんなドラマになるのか、楽しみでならない。超一流馬同士ともなれば力の開きはわずか。人気どおり簡単に決まることは少なく、ひと波乱があっても不思議はない。
03年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は7回(馬連3回)もあり、1、2番人気馬によるワンツー決着は1回のみ。大きく荒れることはそうはないものの、比較的人気薄の伏兵がよく連に絡んでいる。
年齢的には他の重賞と同様、若い4歳馬が10勝(2着4回)、充実の5歳馬が8勝(2着11回)と、よく連対を果たしており、6歳以上の古馬勢を大きく上回っている。
あと特徴的なのは、牝馬の活躍が目立っていることだ。とはいえ、過去にGⅠで勝ち負けした経験のない馬は苦しく、力量と実績の有無はしっかりと見極める必要がある。過去23年間の勝ち馬を見ても05年スイープトウショウ、16年マリアライト、19年リスグラシュー、20年&21年クロノジェネシスなど、牡馬顔負けの強さを誇っていた馬ばかりだったことは頭に入れておくべきだ。
というわけで、今回の顔ぶれを見てみよう。
まずは、今春の大阪杯、天皇賞・春とGⅠ戦を連勝中で「春古馬三冠」に挑むクロワデュノール。もし達成となれば史上初の偉業となる。その他にもGⅠ馬のダノンデサイル(ダービー、ドバイシーマクラシック)、ミュージアムマイル(皐月賞、有馬記念)、昨年の覇者メイショウタバル、レガレイラ(ホープフルS、有馬記念、エリザベス女王杯)がいて、勢いに乗る重賞勝ち馬もズラリ。とにかく顔ぶれがすごい。
穴党の当欄としてはクロワデュノールなど本命視されている馬を主力に推すわけにはいかないが、さりとて実績ある馬を無視するわけにはいかない。
悩むところだが、最も期待を寄せたいのは、ダノンデサイルだ。
有力馬の1頭ではあるが、国内のGⅠ戦では、24年の有馬記念から今春の大阪杯まで、4戦続けて3着に敗れているように決め手に甘い面がある。そのため、評価は意外と低いのではないか。
だが、前走の大阪杯は3カ月ぶりの実戦が影響したとみている。昨年の有馬記念のあと、今年の初戦として予定されていたドバイシーマCを中東情勢を考慮して見送り。そして大阪杯へ出走となったわけだが、やや余裕残しの状態だった。
大阪杯のあとは、ここを目標に定め、しっかり間隔を置いて抜かりなく仕上げられてきた。稽古量は実に豊富で中間の追い切り内容も文句なし。万全の臨戦態勢を整えている。
「また一段と力を増した感じ。文句なしの状態にある」と、安田翔調教師をはじめ、厩舎関係者が目を細めるほどだ。
阪神コースの適性は前走の大阪杯で実証済み。まがりなりにも24年のダービー馬で、昨年のジャパンCを制した世界最強馬カランダガンをドバイSCで破った実績もある。母系は欧州の一流血脈で、良馬場条件に狙い撃ちといきたい。
穴は、ミクニインスパイアだ。前走、初のオープン馬相手だった日経賞での2着は評価していい。斤量は前走の56キロから2キロ増えるが、ヒシアマゾン(GⅠ2勝)を筆頭に近親、一族に活躍馬が多くいる。休み明けを使われての良化ぶりもすごく、一発があっても不思議はない。
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