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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈グリーンエナジーが巻き返す〉
競馬の祭典─つまり競走馬であるサラブレッドの頂点であり、その価値が最も高いとされるレースの日本ダービーが、5月31日(日)に東京競馬場で行われる。
これから競走馬としてさらに成長し、強くなるであろうイキのいい3歳馬による一大イベント。今年で93回を迎えるが、どんなドラマが生まれるのか楽しみでならない。競馬ファンならずとも興味を抱き、心待ちにする一戦だ。
馬券的にもおもしろいが、まだ品定めしきれていない段階で行われる皐月賞よりは、比較的堅く収まる傾向にあるようだ。
03年に馬単が導入されてからの過去23年間、その馬単での万馬券は7回(馬連4回)。この間、1番人気馬は10勝(2着4回)、2番人気馬は2勝(2着4回)で、1、2番人気馬によるワンツー決着は2回のみ。1番人気の馬は連対する可能性が高いものの、人気薄の馬がよく連に絡んでいる傾向にあるようだ。
また、皐月賞との関連で見ると、皐月賞馬がダービーも制するケースはそう多くはない。過去23年間ではディープインパクトやオルフェーヴル、コントレイルのように、三冠をも制するような“抜けた存在”でないかぎり、連勝は難しいとみるべきだろう(その他に二冠馬のネオユニヴァース、メイショウサムソン、ドゥラメンテがいる)。
ただ近年は、皐月賞と連動しているように思える。過去5年、ダービーで馬券になった計15頭のうち、11頭が皐月賞で掲示板に載った馬。また、連対した計10頭のうち8頭が皐月賞1~3着の好走馬ということを考えると、今年も皐月賞組に注目せざるをえないだろう。
今年の皐月賞はロブチェンが逃げ切り、2番手につけたリアライズシリウスとの“行った行った”で決着した。走破時計は出色だったが、はたして、ダービーでも同じ芸当ができるかどうか。両馬のスピードは認めるものの、距離が400メートル延びることに加えて直線の長い東京競馬場が舞台。当方は厳しいとみたい。
ダービーともなると、決め手と破壊力がモノを言うだけに、そうした観点から最も狙ってみたいのは、グリーンエナジーだ。
皐月賞の際は当欄で大きく推奨したが、結果は7着と期待を裏切られた。流れが不向きだったことは確かだが、この馬のよさがまったく見られなかった。その最大の敗因は状態にあったとみている。パドック(下見所)から落ち着きを欠いており、イレ込んでいた。京成杯(1着)の時とは違って、まるで別馬に見えたほどだ。やはり3カ月ぶりの実戦が響いたのではないだろうか。
短期放牧を挟んでしっかりと調整が積まれてはいたが、この馬にとってレース間隔が開いた影響は小さくなかった。体重は京成杯の時と変わらなかったが、雰囲気が違っていたのはそのせいだろう。
しかし、休み明けを使われて“ガス抜き”ができたとみる。この中間は落ち着きが出てきて、馬場に入っても力みがなくなった。平常心で臨めるなら、改めて注目すべきである。
とにかくレースセンスがあり、勝負強い馬。東京で初勝利を挙げているように格好の舞台でもある。
上原佑調教師も「いい感じできている。巻き返しへ全力を傾注したい」と、力コブを作るほどだ。
皐月賞の際も強調したが、近親、一族に活躍馬が多くいる血筋で、距離が延月賞で7着に敗れたとはいえ、勝ち馬とはコンマ5秒差。これで人気が下がるようなら、穴党としては儲けもので、頭から狙い撃ちといきたい。
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