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Posted on 2026年05月14日 10:00

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈クイーンズウォークを狙う〉

2026年05月14日 10:00

 ヴィクトリアMにはGⅠ馬が3頭。昨年の桜花賞と秋華賞を勝ったエンブロイダリー、オークスを勝ったカムニャック。もう1頭はすっかり影が薄くなっているチェルヴィニアで、同馬は一昨年のオークスと秋華賞を勝ったことを忘れている人もいそうだ。

 何しろ最後の勝利が秋華賞で、以後7連敗中。「ただもらい」と言われた新設重賞しらさぎSを取りこぼしたあたりから暗雲が色濃く漂い、今回は3週前の時点でジョッキーもまだ決まっていない。あまりにも人気が薄いようなら押さえに一考だが、気配一変とまではいっていないようだ。

 対照的にエンブロイダリーとカムニャックは、前走、阪神牝馬Sで時計差なしのワンツーと、好ムードでこの大一番を迎えている。マイルはエンブロイダリー寄りの舞台だけに、ルメール騎手も強気の好位抜け出しを狙いそうだ。

 ハナに行くのは、アイサンサンか、エリカエクスプレス。エリカは前走で3番手からの競馬でメドを立てているだけに、順当ならアイサンサンのハナと読めるところだ。しかし、エンブロイダリーが早めにくる展開では、そんなに楽はさせてもらえそうにない。

 クイーンズウォークに狙いが立つ。いつも太く見えるぐらいのたたずまいなのに、今回はシュッと仕上がった馬体が好感。昨年はアスコリピチェーノにクビ差及ばずの2着だったが、当たっている西村淳騎手に乗り替わるのも吉と出そうな予感がする。先行勢をエンブロイダリーが全部掃除したところに出てくる─というシナリオに期待だ。

 オークスは、スターアニス。スプリンター寄りのマイラーだった母エピセアロームのイメージから2400メートルに疑問符がつくのはわかるが、桜花賞は全馬に降参を強いたと言っていいぐらいの完勝。あの差を短期間で逆転するのは難しい。

 イクシードは、イクイノックスの全妹という血統が魅力。キャリアが2戦しかないところにも逆に潜在能力を感じさせる。

 アランカールも、東京の2400メートルでこそ、能力全開があるのではないかと思わせる走りだ。

 ジュウリョクピエロは、今村聖奈騎手のクラシック初参戦が話題を呼ぶ。前走だけ走れれば掲示板には来そうだ。

 2戦2勝のアンジュドジョワ、前走だけで侮るわけにはいかないドリームコア、キャリアを積みながらよくなってきたスマートプリエールあたりも押さえには必要だろう。

 桜花賞2着のギャラボーグも、もちろん争覇圏。

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