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記事全文を読む→女性騎手オークス制覇の快挙!今村聖奈「スマホ持ち込み事件」「つけ爪騎乗」批判からの再生道
東京競馬場で5月24日行われたGIレース「オークス」で、今村聖奈騎乗の5番人気ジュウリョクピエロ(寺島厩舎)が優勝。今村はJRA女性騎手としてクラシックレース初騎乗初制覇を果たした。
女性騎手初の偉業を達成したものの、今村は競馬ファンの間で評価が分かれる騎手である。2022年のデビュー直後からSNSなどで、派手なつけ爪を公開。一部メディアで若い女性騎手の「個性」「身だしなみ」としてチヤホヤされたこともあり、つけ爪はどんどんエスカレートした。馬を傷つけるおそれのある、長くて先端が尖ったものをつけることもあった。
アメリカ疾病対策センター(CDC)などによると、つけ爪は手を洗っても雑菌が洗浄しきれず、自前の爪に比べて数十倍ものカビや緑膿菌が増殖する。抗生物質が効かない緑膿菌がつけ爪を介して競走馬の厩舎に持ち込まれるおそれもある。
事実、看護師のつけ爪が原因で入院中の赤ん坊たちが緑膿菌に集団感染した例があり、CDCは子供や動物、食物を扱う人はつけ爪をしないよう推奨している。
今村のつけ爪が手のひら返しで批判されるようになったのは、2023年の「スマホ持ち込み事件」からだ。この年の4月下旬、若手騎手6人が福島競馬場や京都競馬場で調整ルームへ、禁止されているスマートフォンを持ち込み、不適切に使用していたことが発覚。今村と角田大河は調整ルーム内で通話していた事実も判明した。
今村ら6人の若手騎手は、日本中央競馬会(JRA)から30日間の騎乗停止処分(2023年5月13日~6月11日)を受けている。
個人的なSNS投稿を控えて関係者への感謝を綴るように
この事件を機に、JRAは全騎手の聞き取り調査を実施。人気女性ジョッキーだった藤田菜七子は調整ルーム内にスマホを持ち込んで、サイトの閲覧や検索をしたと自己申告。ただし外部との通信は否定したことで、厳重注意にとどまった。
ところがその後、週刊誌報道により「虚偽申請」だったことが判明。調整ルームで厩舎関係者などとLINEのやり取りしていたことがわかり、本人もそれを認めている。これが原因で、藤田は騎手を引退した。
今村らは処分後のSNS対応をめぐって「反省がない」「他人事のようだ」と、つけ爪と合わせて批判されたが、JRAの聴取に誠実に回答し、処分を受けた。これに対し、JRAに虚偽説明を続けた藤田は引退に追い込まれた。勝負の世界に「たられば」はないが、もし藤田があの時、虚偽説明をしていなかったら…。
スマホ持ち込み事件後、今村は爪を短く切り揃えるようになり、SNS上での個人的な投稿を控え、関係者への感謝を綴るようになった。競馬史に残る快挙に舞い上がらず、二度と問題を起こしてほしくない。
(那須優子)
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