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記事全文を読む→Google検索で画像・動画・音声をアップロードしたら「検索履歴」として保存される「新しい規約」と「複雑な削除方法」
Googleから「検索サービスの新しいプライバシー設定」というメールが届いた人は多いだろう。いつもの規約変更かと思ってそのまま放置しているならば、今回はしっかり内容を確認した方がいい。
いったい何が変わったのか。「検索サービス履歴」と「メディアを保存」がオンの場合、Googleレンズで検索に使った画像、音声検索で発した声、アップロードしたファイルや動画が、検索履歴として保存されるようになったのだ。
例えば給与明細を撮って税金のことを調べた。保険会社から届いた書類を読み込ませた。薬の説明書や処方箋のラベルをカメラで調べた。そんな使い方をしたことがあり、設定がオンになっていれば、その画像が履歴に残っている可能性がある。しかもGoogleは、保存されたメディアをAIモデルのトレーニングや改善に利用する場合があると明記している。
ここで見落としやすいのは、メールで同意ボタンを押さなくても、以前の設定を引き継いで新しい設定へと移行する点だ。従来の「ウェブとアプリのアクティビティ」などをオンにしていたアカウントでは、「メディアを保存」もオンになっている場合がある。設定を見ないまま使い続けている人は少なくないだろう。検索が終われば画像は消えると思っていた人もいるはずだ。
対象はスマホ内の全写真ではない。Googleレンズや音声検索、Search Live、Google翻訳の発音練習など、検索関連サービスとのやり取りで送信した画像や音声、ファイル、動画だ。Googleフォトのライブラリ全体がこの設定で一括保存されるわけではないが、Googleフォト内の画像をレンズへ送って検索すれば、その画像は保存の対象になりうる。
元の履歴を削除しても最長4年間も保持される
そして設定をオフにしても、過去のデータは自動的には消えない。アカウントに残った履歴は、myactivity.google.comの「検索サービス履歴」から別途削除する必要がある。
すでにAIモデルの学習用に選ばれ、アカウントとの関連を切られたメディアは、元の履歴を削除しても最長4年間、保持される場合がある。オフにしただけでは、過去のデータまで消えるとは限らないのである。
確認の手順は難しくない。Googleアカウントの「データとプライバシー」からマイアクティビティを経由して「検索サービス履歴」に入り、「メディアを保存」をオフにすればいい。履歴を長く残したくない人は、自動削除を設定できる。選択肢は3カ月、18カ月、36カ月だ。
なお、「メディアを保存」だけをオフにしても、音声操作の文字起こしは検索サービス履歴の保存対象に残る。気になる場合は、履歴全体の設定と自動削除の期間も確認しておきたい。
Googleレンズや音声検索は、文字を打つ手間を省いてくれる。その代わり、以前なら検索窓に打ち込まなかった画像や声まで、Googleへ送るようになった。検索に使ったデータを履歴に残してよいか。AIの改善に使われてもかまわないか。
設定を開かない限り、自分がどちらを選んでいるのかさえ分からない。Googleからのメールを読まずにスルーしている人は、まず設定画面を開くことから始めてほしい。
(ケン高田)
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