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記事全文を読む→阪神・森下翔太と佐藤輝明がバカ打ち…宮本慎也が苦言を浴びせた巨人・岸田行倫の「間違った内角の攻め方」
巨人が岸田行倫、岡田悠希、知念大成をファームへ降格させ、代わって甲斐拓也、キャベッジ、中山礼都を1軍に合流させることがわかった。ポイントとなるのは捕手の入れ替えだろう。首位攻防戦の直後というタイミングだけに、配球を含めた戦い方の見直しと受け取られても不思議ではないのだ。
岸田行倫は11日、12日の阪神戦で2試合続けて先発マスクをかぶったが、巨人は1-9、1-5と連敗した。合計スコアは2-14。阪神は2試合で7本塁打を放ち、そのうち森下翔太と佐藤輝明が3本ずつ計6本を叩き込んだ。全本塁打を岸田の責任とするのは無理があるが、2試合を通じて阪神の中軸を止められなかった事実は重い。
その敗戦の中に、象徴的な場面があった。8月12日の4回である。二死一・二塁で、打席には森下。スコアは0-4で、森下はこの試合ですでに本塁打を放っていた。
岸田が内寄りに構えると、井上温大の149キロ直球が森下の左腕をかすめ、死球となる。続く佐藤は遊ゴロに倒れて追加点こそ免れたが、日刊スポーツ評論家の宮本慎也氏は自身の評論コラムで、この配球を問題視している。
〈「打たれたから内角を厳しく攻めた」というだけで、これでは遅い。最初から打たせないために厳しく内角を攻めなければいけなかった〉
〈森下の死球数が極端に多いのはボールに対して向かって打ちにいく打撃スタイルだからだろう。しかし相手バッテリーからすれば、このような打撃スタイルでくる以上、厳しく内角を攻めなければ抑えられないし、森下も基本的に死球を避けようとするスイングはしない〉
甲斐の1軍昇格で見るべき「どこまで内角球を要求するか」の違い
ここで見落とせない数字がある。この試合前の時点で阪神が受けた死球は52個。これは12球団最多である。そしてこのうち巨人が与えた12死球は、対戦球団別で最も多かった。
この数字が巨人バッテリーの心理に影響し、内角を厳しく使う決断を鈍らせていたのではないか…。皮肉なのは、内角を厳しく攻め切れないまま打ち込まれ、追い詰められてから投じた内角球が死球になったことだ。
もちろん配球は、捕手一人で成り立つものではない。要求されたコースへ投げ切れなかった投手にも、対阪神のゲームプランを策定したベンチにも責任の一端はあろう。岸田だけに敗因を背負わせるのは公平ではないが、それでも首位攻防戦での打ち込まれっぷりを見ると、モヤモヤは晴れないのだ。
甲斐の1軍合流で焦点となるのは、捕手の入れ替えが今後の配球に変化をもたらすかどうかだ。宮本氏の指摘に沿えば、問われるのはどこまで厳しく内角を要求できるかである。甲斐が先発マスクをかぶるなら、その違いが最初の見どころとなる。
(ケン高田)
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