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記事全文を読む→阪神×巨人「夏の天王山」キーマンは巨人・浦田俊輔「実は阪神に入団するはずだった」因縁の俊足
プロ野球の真夏の天王山の幕が上がる。8月は巨人×阪神戦が6試合あり、この2球団が8月に同率首位で11日から激突する。巨人のキーマンは2年目の浦田俊輔だ。
「モチベーションと気持ちだけは誰にも負けたくない」
と意気込む浦田だが、橋上秀樹監督代行になってから「打順は1番が最もフィットする」として定着。6月9日の楽天戦から始めた松本剛との1・2番コンビが今季の巨人を牽引している。
相手投手との相性などでこの2人の打順を入れ替え、連戦ではしっかり休養をとらせている。
「これが今年の巨人の橋上采配の源です」(巨人担当記者)
阿部慎之助前監督も浦田には期待をかけていたが、開幕戦からの「8番・二塁」が指定席。今季からチームの選手会長になった吉川尚輝の「故障明け要員」だった。
浦田の売りは「足」だ。ここまで盗塁29を成功させ、シーズン盗塁王が射程距離に入る。成功率は80%以上だ。巨人にとっては2008年に30盗塁を記録した鈴木尚広2軍外野守備兼走塁コーチ以来、実に18年ぶりの盗塁王誕生は十分ありうる。これは鈴木コーチのマンツーマン指導が身を結んだ形でもある。
本人が振り返る「まさか…全く予想していなかった」
足の速さは陸上の近代五種で1996年アトランタ五輪を目指した父・秀明さんにより、小さい頃から徹底して鍛えられた。筑波大学大学院で2年間、尾縣貢前日本陸上連盟会長のもとで足が速くなるための科学的根拠を学び、それを小学生だった浦田に伝授した筋金入りである。
実はこの浦田、プロ入りした2024年ドラフトでは打撃も評価された「韋駄天内野手」として、阪神と楽天の上位指名が確実視されていた。ドラフトに向けて最も熱心に獲得調査をしていたのが阪神だったことは本人も明かしており、
「ドラフト当日、浦田を3位で指名することを決めていた」(巨人OB)
それを当日に察知した巨人が2位で指名した。
「まさか巨人が2位で指名してくださるなんて、全く予想していなかった」
本人はそう振り返っている。
シーズン70試合以上を消化した時点で、巨人と阪神が「同率首位」で直接対決するのは今回で3度目。いずれも巨人に軍配が上がっている。リーグ連覇を狙う阪神にとっては、縦縞のユニフォームを着るはずだった浦田の勢いを止めることが、はじめの一歩となる。
(小田龍司)
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