スポーツ
Posted on 2026年07月09日 11:30

今年も阪神に歯が立たず…とにかく貧打の巨人に「ぶっちぎり最下位データ」があった

2026年07月09日 11:30

 なんとか首位戦線に食らいついている巨人だが、7月9日の阪神戦に敗退すれば、今季の東京ドームでの「阪神戦負け越し」が早々に決まる。
 巨人はここ数年、阪神に歯が立たず、今季もそれは変わっていない。2023年は6勝18敗1分で、2リーグ制になった1950年以降で史上最悪の敗戦記録となった。
 翌年は5分(12勝12敗1分)に戻したが、昨年は8勝17敗。巨人の低迷は、阪神に勝てないことが要因だ。

 今季も3月、5月に行われた東京ドームでの阪神戦は、2カード連続で負け越し。橋上秀樹監督代行にとっては、本拠地での阪神戦デビューだった。
「特別なことをする必要はない。東京ドームはファンの後押しが力になります」
 そう平常心を強調していたのだが…。

 今季の巨人はとにかく打てない。ここまでの1試合平均得点は3.01点(7月8日までの記録)で、阪神は4点台。チーム打率はセ・リーグ6球団で、下位に低迷する中日、広島と同レベルの数字だ。
 なにしろ規定打席以上でチーム打率トップが、足と守備が売りの浦田俊輔で2割6分台。ダルベック、キャベッジら助っ人陣は2割5分台を切っている。橋上体制になってから、投手力の整備でもちこたえている状況だ。

「出場メンバーとオーダーは、コーチ陣が決めている。コーチの人にもやりがいが必要でしょうから」
 就任当初はそうコメントした橋上代行だが、攻撃陣に核がないのはいかんともしがたい。

東京ドームは満員御礼のはずが「当日売り」がある状況

 そんな巨人がぶっちぎりで最下位を走るデータがある。四球の数だ。今季ここまでのトップは阪神で、231個の四球を選んでいる。だが巨人は168個と、遠く及ばない。阪神は2023年から岡田彰布前監督が「四球査定」を導入した。
「四球を選ぶだけでなく、出塁率も加味されました。明らかにチームに勢いがつきましたね」(阪神担当記者)
 四球を選ぶのは、ヒットと同じ価値があるということだ。

 この年から阪神にとって、巨人が「お客様」になっている。長嶋茂雄氏はかつて、よくこうつぶやいていた。
「虎(阪神)が強くないとセ・リーグばかりか、日本プロ野球が盛り上がらないんですよ」
 勝つためにやりくりは重要だが、今の貧打の巨人に必要不可欠なのは「監督による采配」だ。
 巨人担当記者が嘆く。
「球団は基本的に球場の満員を強調していますが、今夜(9日)の試合も巨人×阪神戦なのに、当日売りがあります。甲子園では考えられません」
 ファンの目は決して節穴ではないのだ。

(小田龍司)

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