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記事全文を読む→今田美桜「タウンワーク」VS橋本環奈「タイミー」福岡出身女優の「対照的なCM風景」
今田美桜がちょっと怪しい音程で「聖者の行進」のメロディーに替え歌を乗せて歌う姿が印象的な「タウンワーク」のCM。かつて「福岡でいちばんかわいい女の子」と言われたのも納得の圧倒的ビジュアルは健在どころか、より磨きがかかっている。
NHK朝ドラ「あんぱん」のヒロインを演じたことで、もはや「国民的女優」ともいえる地位を確立したにもかかわらず、「お歌は苦手」ってところが幻滅どころかキュートさ上乗せで、彼女の魅力を堪能できる好CMだった。
しかしこのところは、アイドルグループFRUITS ZIPPERや、松平健が「マツケンサンバ」の衣装で共演するバージョンなんかもあって、あのCMを「今田美桜を愛でるため」に見ているような私からすれば、共演者なんてのは余計な演出でしかない。
昨今は「若者のアルバイト離れ」が問題になっている。昔は若者バイトの定番だったコンビニも、今じゃレジを打つのは外国人がほとんどだし、ショッピングモールのイベントコンパニオンなんて「ピチピチギャル」(死語)の活躍の場だと思っていたのに、近頃はだいぶ「とうが立った」熟年女性が目立つ。
そこで思うのは、実はあの「タウンワーク」の人選は、若者への訴求力アップを狙ってのものかもしれない、ということ。事実、FRUITS ZIPPERのファン層は10代から30代の男女が多いし、マツケンはZ世代や女子高生に高い人気を誇っているらしい(全く理解できないけれど)。
ところが9月1日から放送開始となったタウンワークの新CMでは、お笑いコンビ「ジェラードン」のアタック西本が共演しているのだ。あの「頭の形にくり抜かれたダンボールをすり抜ける」ネタで知られるアタック西本だ。
いやいや、マツケンまでは百歩譲ったとして、なぜ今田の相手を角刈りで小太りの中年芸人が……と思ったが、なんとジェラードンはYouTubeチャンネル登録者数が170万人超え。現役高校生や10代、20代の若者から絶大な人気を獲得しているという。つまり今回の人選もまた、若者をターゲットにした結果ということになる。
橋本環奈がファッションモデルに取って代わられる!?
そんなタウンワークと比べると、スキマバイトアプリ「タイミー」のCMは対照的だ。こちらのCMキャラクターは同じ福岡出身で、やはりNHK朝ドラ「おむすび」のヒロインだった、なにかと今田と比較されがちな橋本環奈。
しかし最近のタイミーのCMは、ブランクのあった中年女性や、ダブルワークをする父親の経験談みたいな演出が施されており、ハシカンは頭にちょろっと出てくるだけで、その必要性をあまり感じない。
そんなことを考えた後に9月1日深夜の「上田と女がDEEPに吠える夜」(日本テレビ系)を見ていたら、メンタルの回復法を聞かれたゆめぽてが、
「めっちゃ悩んでた時に『タイミーでバイトしてみよう』と思って、体を動かす系のバイトに行ってみたんですよ。そしたら体を動かして何も考えへんし、プラス、お金ももらえて」
そう熱弁をふるうと、
「ぜひ皆さん、タイミーでバイトしてほしい」
と締めたのだ。
ゆめぽてはZ世代に人気のあるファッションモデル。タイミーがこのことを知ったら、ハシカンに「名義貸し」程度に出演してもらうよりも、若者たちの共感を生む体験談を持つゆめぽてを起用しよう、などということになるかもしれない。ハシカンはただでさえ出演CMが減少傾向だし、こりゃ、おちおちしていられないぞ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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