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記事全文を読む→【最終回直前】右肩上がりの「T乾」で一気にブレイクした中島歩の「落語時代」と「全裸相撲パフォーマンス」
「ちいかわ」ならぬ「T乾(ティーかわ)」の愛称で、放送後には毎回、SNSで視聴者の感想や考察が多数飛び交うドラマ「Tシャツが乾くまで」(TBS系)が、9月11日に最終回を迎える。
目黒蓮の人気を不動のものにしたドラマ「silent」で脚本を手掛けた生方美久氏による完全オリジナルストーリーであることや、蒼井優が18年ぶりの地上波連ドラ主演ということで、放送開始前から一定の盛り上がりが見られた。
いざスタートしてみると、謎に満ちた物語とそれを彩る役者陣の魅力満載の演技によって、予想をさらに上回る勢いがつき、視聴率は右肩上がり。
昨今、ドラマの視聴率は初回がピークで、その後は「尻つぼみ」、よくて「横ばい」なんてものばかりだから、「Tシャツが乾くまで」は非常に稀なケースだ。さらに無料配信サービスでの再生数も、金曜ドラマの歴代最高記録をマークしている。
この作品を通じて文字通りの「大ブレイク」を果たしたのが中島歩だ。彼が演じるのは、事故死した妻が不倫していたのでは、と疑念を抱く男。その不倫相手である男の妻が蒼井優で、互いに同じ痛みを持つ者同士、次第に距離が縮まっていくのだが、コインランドリーが重要な役割を担う。中島のどこか影がありながらも目を離せないその佇まいは、回を重ねるごとに視聴者を魅了していった。
しかし、そんな劇中の役どころや、正統派イケメンかつ高身長でスマートなビジュアルイメージに反し、中島がトーク番組やバラエティー番組に出演した際に見せる姿は、飄々とした雰囲気。あの独特なトーンの「モソモソ」した喋りとが相まって、非常にユニークである。
中島は8月末の「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演した際は、子供の頃から「笑いを取りにいくタイプ」だったことを明かし、
「この間、爆笑問題さんに会ったりとか、加藤浩次(極楽とんぼ)さんにお会いしたりとかで、憧れの人たちだったから、なんか爪痕残したいから」
と話していたのだが、役者さんが狙って「笑い」を取りにいくと、周囲が気を遣っているのがこちらにも伝わって、お寒い雰囲気になるのが常。しかし中島の場合はそんなことが一切なく、本人の意向通りにしっかりとバラエティー番組で爪痕を残していた。
高座名は「血家裸王」から「大家主水」へ
それもそのはずで、日本大学藝術学部文芸学科卒業の彼は在学中、落語研究会に所属。初代高座名は「血家裸王」(ちゃらおう=チャラ男)で、のちに「大家主水」(だいやもんど=ダイヤモンド)と改名。どちらも先輩から付けられたものだったそうで、その先輩たちが「中島は学生の時から笑いに貪欲で、全裸で相撲を取ったりしていた」と語っていたことからも、中島の笑いへの思いが筋金入りであることが分かる。
8月22日からは衣料用洗剤ブランド「アリエール」の新CMに、戸田恵梨香と夫婦役で出演している。洗濯籠に丸めたまま入っている靴下を発見した戸田が一度は見咎めるも、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」のメロディーで「ア、ア、ア、ア。アリエールだし、許したろー」と歌う。中島の出番はほんのちょっとなのだが、なにせあの見た目だから、非常に印象に残る。
「T乾」におけるコインランドリーでの会話シーンといい、この「アリエール」といい、洗濯周りで仕事づいている中島。次は洗濯機のCM起用を目論んで、日立か東芝あたりで争奪戦が起きるのでは……。
(堀江南/テレビソムリエ)
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