新宿、渋谷、池袋……休日に少し足を休めようとベンチを探し、「座れる場所がない」と驚いた経験はないだろうか。東京では今、「座るだけ」のことが、ちょっとした贅沢になっている。都内で働く40代のサラリーマンはこうこぼす。「昼休みに外へ出ても、座る...
記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉「生きててよかった」の連続で人生は成り立ってる
これまでの人生の中で一番の喜びとは何か!?
ふと考えてみても「生きててよかったな」と意識することってそんなにないし、ましてや「生きててよかった!」なんて口に出すことはあまりないですよね。
好きな食べ物を食べて「おいしいなぁ」と思うことはしょっちゅう。そのおいしいには「生きててよかった」が内包されているし、旅行先で素晴らしい景色を見て「キレイだ」というのも、温泉に入って「気持ちいい」も同じことが言えます。だからこそ人生は「生きててよかった」の連続で成り立ってると思うんです。後付けなんでしょうけどね。積み重ねですよ。
僕の場合、人との出会いを思い出してみると‥‥。ドラマの撮影でいろんな人に怒られて「悔しい」と思ってクタクタになって家に帰って、布団に入って寝る瞬間でも、
「これから寝れるんだ!」
という喜びがそこにあった。それも人生の喜びの1つだと思うんです。
とはいえ、歩いていて突然、車にはねられて死んでしまうことだってあるわけです。その現場を通っているのが1分後だったら大事故に巻き込まれていた、なんてことは意外とあるじゃないですか。
海外の投稿動画を見ていて、バイクを運転している時に、たまたまそこに丸太が落ちてくるとか。びっくりするような運命のいたずらがある。でも、そうした危機を回避した幸運がずっと積み重なって今があると考えれば「何もない」ってことが、どれだけ幸せなんだっていうことになるわけですよ。
僕はこれまでに死にたいと思ったことは一度もありません。それは産んでくれた親への冒瀆だし、僕がよく言うことですが、人間が200〜300年生きなきゃいけないんだったら、「もう死にたいよ」って思ってもいいのかもしれないけど、人生なんてたかが100年弱ですから。平均で言うと80年。そう考えたら僕なんて残りの人生のほうが短いわけで、生きてる喜びを感じないともったいない。
「子供は親を選んで生まれてくる」という説がありますよね。これは子供の胎内記憶とかスピリチュアルな考えだと思うんですけど。信じる信じないはともかくとして。僕には息子と娘、2人の子供がいますが、
「なぜわざわざ僕を選んで生まれてきたのか」
そう思うと、また喜びが変わってきますよね。
この間、娘のさくらと車で出かけました。僕が運転手で娘は助手席に。信号で停止した時に娘を見たら口をパカーンと開けて寝てたんですよ。その時、たまたま娘の唇に目が行って。そしたら娘の唇が僕とまったく同じ形をしてるんですね。子供だから似てるのは当然なのかもしれないけど、
「なんなんだ、これは!」
と、ふと思っちゃって。いとおしくて涙が出そうになりました。不思議ですよね。息子と娘とカミさんがいて僕は3人とも大好き。カミさんは他人だけど、娘とは血がつながっている。
「これって何?」
と改めて考えたらちょっとウルウルしてきちゃって。だってすぐ横に僕の分身がいるわけですから。
そして息子の一徹。見た目は僕にさほど似てないんですが、身体的なことよりも精神的な考え方やセンスといったもの、これがびっくりするぐらい僕に似てるんですね。
今、息子はオーストラリアにいて、先日あるサッカーのチームと契約することになり、息子とチームで契約金の話し合いが行われたんです。息子はその場で、
「任せる」
と言ってしまい、思いのほかその額が少なかったという話をしてくれました。
カミさんは息子に、
「俺ならこれができる!あれもできる! だからこれぐらい欲しい! と自分をアピールしなきゃ!」
もっと自己主張するべきだと伝えた。でも僕は、
「それでいい。それでよかった」
と息子に言いましたよ。
「まずはプレーで見せるべきで言葉じゃない。言わずしてプレーで見せたほうが説得力ある」と。
「お前これだけアピールしておいて、できることはそれだけか?」
大風呂敷広げて結局、期待されたプレーができなくて失望されるよりもね。
カミさんは、
「その任せちゃうところもパパそっくりじゃん」
と言っていました。そのとおり。俳優は役をもらってはじめて成立する仕事。必要とされなければ仕方がないというのが僕の考え方です。
里見浩太朗さんにも、
「原田君は引っ込み思案のところがある」
と言い当てられました。でもそういう性分なんだから、それはしょうがない。
息子はオーストラリアに渡る前、4年間アメリカにいました。その4年で自分を主張するようになったのかなと思ったら、意外にアメリカナイズされず、あんまり変わっていなかった。そこがいとおしいところ。だって僕の息子なんだから。
「まずは行動。お金はあとからついてくる」
というのが僕の考え。息子には、
「ポジティブな気持ちを持続させることと常に全力を出しきること。それができれば絶対に未来は切り開かれていく」
とLINEしました。カミさんは苦言を呈し、僕はそれでいいとエールを送る。このバランスも家族が情報を共有していたからこそ。カミさんとは、
「いちいち契約の話を両親に伝えてくるってのがかわいいじゃん」
と。こうした家族の対話こそ人生の大きな喜びです。どこかの監督の娘さんのようにチャットGPTに相談してなかったことは救い。でも、両親に話した後に息子もチャットGPTに聞いてたりしてね。
仕事での喜び? 会ったこともない人たちが僕を知ってることでしょうか。
初めて行く場所で「『相棒』、見てます」などと言われる。僕のことが人の記憶の中に確実にあるということはうれしいものです。
あとは「いつもアサ芸の連載読んでます」と声掛けされるとうれしいんですけどね。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中!
アサ芸チョイス
9月18日から20日までの「国内映画ランキング」(興行通信社調べ)が9月24日に発表された。9月18日に公開されている織田裕二主演の「踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!」は、約14年ぶりのシリーズ最新作。初登場で2位にランク...
記事全文を読む→小栗旬が社長を務める芸能事務所「トライストーン・エンタテイメント」が9月28日に公式サイトで所属俳優・坂口健太郎をめぐる週刊誌報道の内容を否定する声明を発表した。〈その記事が元になり、想像に依る誹謗中傷や事実とは異なる内容の拡散等が見受けら...
記事全文を読む→韓国の京畿道城南市盆唐区(首都ソウルの南南東約20キロ)にある中華料理店「習近平」に中国人の4人組が秘かに押し入り、スプレー塗料やペンキをまき散らしながら店内の備品を破壊するという「ナゾに満ちた事件」が発生した。聯合ニュースをはじめとする複...
記事全文を読む→
