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記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉石油ショックの今こそ先住民族の価値観を見習え
今、“第三次石油ショック”と言うべき状況です。一見、収束したかに見えたものの依然として中東では戦争状態が続いているようです。あまり報道はされなくなりましたが、事態は何も変わっていないというか。
芸能人というものは、人が生きていくにあたってまったく必要な存在じゃないですからね。世の中になくてはならないエッセンシャルワーカーの人たちとは違って、ライフラインを維持する物資が途絶えるようになったら、真っ先に芸能の仕事はなくなるでしょう。
それは週刊誌も同様で、インクや紙が不足してしまえば、雑誌の発行はできなくなるでしょうね。
ところで、アサ芸の見出しを見ているとおっぱいを見たい人が多いのでしょうか? まだそれほど切羽詰まった状況じゃないので、これから起きるかもしれない不測の事態を見据えて、三度の飯よりも好きなおっぱいを見れる方法を考えたほうがいいのかもしれません。もっとも、ネットだとおっぱいはクリック1つで見られるんですけどね。紙と違って、おっぱいだけじゃなくて丸出しが見られる。
いっそのこと倫理観を変えるのはどうでしょう。もう物じゃなくて精神のほうにシフトしてみては。おっぱいって隠れてるから見たくなると思うんですよね。例えばベネズエラとブラジルの国境付近のアマゾンの奥地で暮らしている先住民族・ヤノマミ族で言いますと、彼らは裸族ですので初めからおっぱいが出てるんですよ。僕は現地に行きましたけど、剝き出しの女性のおっぱいを見てもまったく興奮しませんでした。隠れてないから。やっぱり隠れてるから見たくなるっていう。これ不思議ですよね。
そう考えると、服というものが見たいという欲求を生んでいるんですよね。たかが布切れ1枚、「あーれー」とひっぺがしたら、もうそこにおっぱいがあるわけですよ。当然、鍵や暗証番号なんかない。それなのに見られないという。
変な話、今から2030年まで期間限定で全人類が全裸で生活してはどうでしょう。その間、おっぱいを出しまくり、誰もが見まくるのです。そして、2030年以降は再び服を着る。
「もういいよ、おっぱいなんて」
と、満足するのではないでしょうか。勝手な妄想ですけど‥‥。要するに人間の欲求があらゆる物事の邪魔をしていると思うんですよ。
石油ショックに話を戻せば、中東から石油が来なくなるなんてことが起こるとは想像すらしなかったですよね。そもそも原油は中東以外にアメリカ、ロシア、カナダなどいろんな国で採掘されますけど、ふと思うのは、これって誰のものでもないんじゃないか、原油って「地球のもの」なんじゃないかと。たまたまそこに国があるから、そこの地面から原油が出るから、その国のものになってるけど、本質的には地球のもの。原油は全人類の資源だと思うんですよ。
産出される原油を全世界の国に均等に配給制にすればいいんじゃないかと。そういうグローバルにものを考えられる寛大な人がリーダーになればいいと思うんですよ。そうしたら原油を巡る争いはなくなるんじゃないんですかね。
一方で思うのは、こういう時代だからこそ、モノやカネにとらわれない人たちの価値観や生活様式を見習うべきじゃないかということです。先進国と言われている国に住む僕たちが、その利便性を究極に追求してるからこそ、石油危機に直面してヒーヒー言うわけです。アフリカだったりアマゾンだったり、ヤノマミ族もそうだけど、利便性を追い求めない人たちにとっては、ホルムズ海峡が封鎖されようが何も変わってないんです。彼らは石油なんて使わないし、ペットボトルなんていらない。川の水を飲んでるわけだから。
アフリカの人たちの様子を動画で見てますけど、塩も何もなし。味付けなしで素材のままを食べてますからね。文明国に住む人間はなかなか難しいでしょうね。
日本だったら【さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醬油)そ(味噌)】といった基本の調味料を使います。さらに現代人は化学調味料がないと、ひと味足りないと感じるでしょう。僕が好きなのは、便利な生活があることを知っているのにプリミティブな生活を捨てない先住民族の人たちですね。石油がなければ使える資源の上限が決まってくるわけです。そしたら、
「もう戦争やってる場合じゃない」
となるはず。実際、物がなくなった場合、治安が悪くなって無法地帯になるでしょうし、略奪も起きるでしょう。テレビの映像で見た略奪の風景、遠い国の話だと思ってたけど、日本で起きる可能性は十分にあると思います。
こういう問題に直面するのはしょうがないですよね。人間ですから。我々人間が地球上でいちばん愚かな生き物ってことでしょう。
僕は今の生活、贅沢だと思ってます。ブランド品とか買い漁ったり、毎日高級なものを食べてるわけじゃないけど、普通に生活できるってことが僕は贅沢だと思ってるんですよ。
僕が自分の子供たちに言ってきたのは、今の生活を幸せだと思わなきゃダメだよということ。多分、本人たちもわかってる。学校とか友達の着てるものとか、例えば友達の家に行った時の様子を比べてると思うんですよ。
「こういうふうに食べられるのは普通のことじゃないからね」
と事あるごとに言ってきたつもりです。もっと大変な人たちはいるわけで、それはもう口が酸っぱくなるぐらい言ってきました。
結局、物事を決めるのは政治家や官僚の人たちでしょう。我々一般庶民はどういう精神状態で日々生活するかっていうことが一番のテーマ。精神性を高めていかない限り、我々の救いの道はない。心の中を変えるしかないじゃないですか。
人間はなるようにしかなりません。物がなきゃないで何とかやっていくんじゃないでしょうか。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
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