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記事全文を読む→【恐怖のロシア】急死した女性研究者がやっていた「抗菌剤が効かない新種ペスト菌」探し…これで大量殺戮「生物兵器」ができる
中世ヨーロッパを震撼させた「ペスト」が、現代に蘇った。AFP通信やロシアメディアによると、ロシア東部シベリア連邦管区イルクーツク州で、女性研究者がペストで死亡。彼女と接触した医療関係者や入院患者ら約200人が隔離、監視下にあるという。
死亡したのは「シベリア・極東ペスト対策研究所」に勤務していたダリア・シピロア氏。ロシア保健省は公式に認めていないものの、現地メディアによると、シピロア氏は9月25日にペスト菌入りの試験管を誤って割ってしまい、29日に肺炎を発症、10月2日未明に死亡した。
当初は「新型コロナ」が疑われ、イルクーツク州シェレホフ地区病院の新型コロナ病棟に収容されていた。このためイルクーツク州内の小児病院を含む5つの病院がロックダウン、隔離された197人のうち189人になんらかの症状がみられ、入院加療を受けている……などの情報が錯綜している。
ペストはペスト菌を持ったノミに刺されて感染する「腺ペスト」と「肺ペスト」「敗血症型ペスト」の3種類がある。千円札に描かれた北里柴三郎らが1894年、ペストが蔓延していた香港でペスト菌を発見したのを機に治療法が試行錯誤され、今では抗菌剤による治療が可能となった。
それでも肺ペストと敗血症型ペストは早期に治療しなければ、死亡率は90~100%。今もなおアフリカや中国、モンゴルなどで、年間60人ほどがペストで命を落としている。
敗血症型は体中の血管が破れて多臓器不全を起こし、全身がどす黒くなって死んでいくことから「黒死病」の名がついた。
隣接するブリヤート共和国は大規模ロックダウンに踏み切った
死亡したシピロア氏はどんな研究をしていたのか。その論文の中身には絶望しか感じない。
シピロア氏らの共同研究チームは今年3月、モスクワで開催された第18回全ロシア感染症学会で「シベリアの自然ペスト病巣由来Yersinia pestisの抗菌薬に対する感受性の研究」を発表している。
これはシベリアの自然界に生息するペスト菌に、抗菌剤が効くかどうかを検証したものだ。ペストはゲンタマイシンなど3種類の抗菌剤を使って治療するが、シピロア氏はシベリアやモンゴル、ウラル・アルタイなどユーラシア大陸の自然界に生息するペスト菌を集め、これら「新種のペスト菌」に抗菌剤が効くのか研究をしていた。
抗菌剤が効かない新株を発見すれば、それを悪用して大量殺戮兵器、生物兵器が作り出せる。いかにもロシアらしい研究だ。
イルクーツク州に隣接するブリヤート共和国のアレクセイ・ツィデノフ首長はロシア保健省の公式発表に反し、SNS上で「女性研究者がペストで死亡した」と世界に拡散しし、大規模なロックダウンに踏み切っている。
ロシア高官らがセンシティブになる事態。はたしてシピロア氏が割った試験管に入っていたのは従来のペスト菌なのか、抗菌剤の効かない人類滅亡フラグの新株なのか……。
(那須優子/医療ジャーナリスト)
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