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記事全文を読む→アジア大会「場外乱闘」勃発!愛知・大村秀章知事「来てほしくなかった。再数回稼ぎか」大暴言にタイ国民が憤激
韓国国歌の代わりに北朝鮮国歌が流れるという国際問題級の音響ミスに始まり、選手を運ぶ送迎バスの慢性的な遅延。そして宿泊や食事へのクレーム続出と、トラブルまみれの中で幕を閉じた愛知・名古屋アジア大会。
ところがこれといった謝罪はなく、新競技「テックボール」のタイ代表関係者がSNSで「食事メニューが少なかった」と投稿したことに対し、愛知県の大村秀章知事がとんでもないことを言い放ったのである。
「彼らはいったい何をしに来たのか、疑問に思う。正直、来てほしくなかった。『これくらいしか食事がないのか』などと言うのはいきすぎ。再生数稼ぎのためにやっているのではないか」
これが国内外で大バッシングを浴びることになるのは、火を見るよりも明らかだった。
この人の辞書には「口は禍の元」という言葉はないのだろうが、今回の騒動の火種は、アスリートのコンディションを左右する生命線となる、食事の貧弱ぶりだった。
本来、ホスト国として「少なすぎる」と悲鳴が上がる状況を作ってしまったこと自体、開催資格を問われて当然なのだが、組織委員会は「食事は組織委が提供したものではない」と責任逃れの弁明に終始。さらにダメ押しで、SNS発信したタイ代表に対し「再生回数稼ぎか」と揶揄するとは……。
スポーツライターがアキレた表情でこう語る。
「日本では大会関係者がSNSで運営の不満をからかうように配信することは御法度ですが、タイでは個人のSNS配信やライブ中継は、いわば日常の一部。この文化的なギャップや価値観の違いを理解せず、相手の動機を『再生数稼ぎ』と決めつけてしまうこと自体、認識不足と言わざるをえないでしょうね」
「傲慢だ」「日本全体のイメージダウン」と猛反発
この大失言の背景にあるのが、大会運営をめぐる巨額の随意契約と丸投げ体質だ。このアジア大会では、競技会場の設営や運営業務を一括して、フランス・リヨンに本社を置くイベント大手「GLイベンツ」の日本法人が約630億円という巨額の予算で受託しているが、
「東京五輪・パラリンピックにおける一連の汚職・談合事件以降、国内の大手代理店やイベント会社が官製案件に手を出しづらくなった。そうした業界の事情はありますが、親会社である仏GLイベンツ側が、大会最高位の『プレステージパートナー』として組織委員会に多額の協賛金を納めたのは、よく知られる話です。組織委側は『個別発注なら約700億円かかるところを低く抑えられた』などと説明してきましたが、フタを開けてみれば、この大混乱だったというわけです」
現地の実態把握もできず、トラブルが表面化するやいなや、責任逃れに走る組織委員会。当然ながら、タイの人々から「傲慢だ」「日本全体のイメージダウン」と猛反発を食らった大村知事。安く効率的に済ませるつもりが、結果的に巨額の税金を使って国内外の信用を失うことに。丸投げ運営の代償は大きかったのである。
(灯倫太郎)
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