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記事全文を読む→佐藤優×石川知裕「地検特捜の暴言」(3) 証明できない部分を無理筋に作られた
佐藤 第一審判決を巡る石川さんに関する報道は、新聞がいちばんキツくて、テレビが比較的中立、そして週刊誌が優しいっていう、不思議な図式になってますよね。僕の時(02年5月、背任容疑)は週刊誌も厳しかった。
石川 佐藤さんに向けられたメディアスクラムの恐怖もお聞きしました。
佐藤 今は個人情報保護法もあるからあまり荒っぽい取材はないけど、追及されていた当時は、郵便物は勝手に開封されるし、ゴミを捨てればメディアが持っていく。風呂の鉄格子の下には記者が隠れていたり。それが4カ月くらい続いた。
石川 朝起きれば全てのメディアに自分への悪口が載っているんですからね。僕の場合、2カ月くらいでしたね。ただ、最近は批判だけじゃなく、たくさんの励ましの声をいただくんです。村木厚子さん(厚労省元局長。郵便不正事件で逮捕・起訴されるも無罪)の件で行われた大阪地検特捜部による証拠捏造問題などが世論に影響を与えた面は大きいと思います。もちろん、佐藤さんと鈴木宗男先生のご苦労もありましたし。何よりおふたりからは戦い方を教えていただきました。堀江(貴文)さん(証取法違反容疑で逮捕。懲役2年6カ月の実刑確定。服役中)とお話しした時にも、同じことを言っておられました。
佐藤 司法の権威は日に日に失墜している。しかし、そんな状況にもかかわらず、特捜も無理をしすぎたんですよ。
石川 私の件に関して言えば、出金と入金はあったがその間の流れを証明する物証は何一つない。その流れの部分を無理筋に作られてしまったわけですから。
佐藤 捜査はもっと受動的にやるべきです。「これは看過できない案件だな」と思ったところから始めるべきなのに、週刊誌を読んだりして、「何かないかな?揺さぶってみよう」とやってるから、おかしくなっちゃうんですよ。それで、「おお、小沢一郎のところにラ・サール(出身)の純粋培養のお坊ちゃんがいるぞ。折れやすそうだな、揺さぶってみるか」となったんでしょう。
石川 何か事件を探してあやをつけていくのはおかしな話ですよね。独自捜査をする、というのはあるんでしょうけど、それとは明らかに違う方法論です。
佐藤 今、検察は石川さんのことを「ヘンなものを捕まえちゃったな」と困ってると思うよ。
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